かなり前に書いたこのトピック。覚えてますか?

アメリカ・公立学校の崩壊
アメリカ・公立学校の崩壊②

アメリカの公立学校における問題点をとらえた
ドキュメンタリー映画についてです。

かなり時は経ちましたが、ようやくDVDでリリース。
Netflixから届いたので今夜見ました。



涙が出ましたよ~。悔し涙。
教育問題のフィルムで泣けちゃうんだから。



あの映画を一言でまとめるのは到底無理なんですが、
アメリカの公立学校システムはユニオンが諸悪の根源ですね。


生涯の職を約束された教員達の
ひどい実例がたくさんでてきます。

例①:授業をせず、生徒を遊ばせて自分は新聞を読んでいる
例②:電話も手紙も返事を返さず、親の面談のリクエストをひたすら無視する教師

がしかし、そんな教師でも解雇する事はできません。
何が何でも解雇出来ない。

組合が強過ぎるから。



以前も書きましたが、良い例なのでまた取り上げます。

●51人に1人が医師が免許を剥奪されます。
●97人に1人の弁護士が免許を失います。
●2500人に1人の先生が教員の資格を失います。


イリノイの例ですが、ひどいです。
組合のなせる技です。

どんなにヒドい先生でも、職は一生もの。
給料にも影響しません。

それでは教師の質は下がるはず。



また貧困層が住む地域の人達が
子供に良い教育を受けさせるためにどれだけ苦労をしているか。
その現状もとらえています。

そしてそのほとんどが報われないのが現実。

人気の学校へ行きたくても、抽選という狭き門が
「勉強したい!」という子供の心を閉ざします。



チャータースクールの抽選の模様も出てましたが、
幼い子供が抽選に外れて涙を流す姿は見るに絶えません。

勉強したいのに機会が与えられないんですから、
一見豊かに見えるこの国は一体なんなんでしょう。



このドキュメンタリーを見終えた後、旦那と話し合ったのは
「うちのボーイズには何をしてでもいい教育を受けさせよう」
ということ。

見終えるとちょっと落ち込みますが、
教育について改めて考える良いきっかけになります。

教育に関して、目標への結束がさらに高まるので
できれば夫婦で見ることオススメです。