ちょっと難しい生徒さんののですが、昨日見事にいい状態
で3点レまででました。ちょっと厳しいかな?と思い
ましたが、私は妥協せずに、テクニックをまだまだ、と
言いながら導いた時、高音部が次第に望む様な
声に動きだしたのです。地味な努力こそ実を結ぶ、
とつくずく思い、生徒もこんな感覚初めてです。と、、、
身体がチョットでもぶれると、声に現れますね。
だから、私の注意する声も私自身が驚くほど
大きくなっていましたが、妥協しなかったの。
アクートになる音域に差し掛かったころから、キラキラ
ギザギザして、まるで、リアス式海岸みたいね?なんて
言いながらつづけたら、カーンとつんざくような響き
になり、頭がキーンとしはじめたので、ここで
rossiniのアリアを一気にうたわせたのです。
走行形の連続が、海岸のラインを走るように
声がすすみました。かなり以前レッスンしたことのある
曲でしたが、昔と大違い。
昔歌いにくかったものが、こんなになるなんて^~~
と、生徒自身がびっくりしていました。
地道な努力で、人間は最高の精密機械なのかね~
なんていいながらおわりました。