ハルズバ58 | いくつもの「月がまわってくる」~自閉症・発達障害支援会社社長のブログ~

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障害支援グッズ&サービスの小さな会社法人 株式会社 おめめどう

自閉症支援は。ポジティブシンキンぐ~~~♪(笑)

今年で、14年目ハル社長の丁寧飯と、居心地の良い暮らし

このブログは、旅グルメとおめめどうへのお便りを主に載せていきます。

★☆ハルズバ! 58 ★☆2009/07/04

 

Q.先生からの質問です。自閉症のことを理解している親御さんでも、高機能のお子さんの行動や発言を、どうしても許せない、認められない人がおられるのですが、理解しているだけではダメなんでしょうか?

 

A.本来なら、理解できたら、行動も伴うものなのです。というか行動を伴ってこそ、理解できたと言えるのです。なので、どうしても認められないとなると「ああ、まだまだ理解できてへんのやな」とわかることです。「理解はできているけど」なんて自分も周囲も言ってはいけない。


 ただ、自閉症・発達障害の子ども(成人さんでも)との暮らしは、、私が昔本の副題にしたように「文化の違いを認める」がいる、いわゆる異文化交流なのです。なので、どうしても、違和感やしんどさを感じられる方がおられます。


  それはどこからくるかというと、<価値観の狭さ>。

 

 アスペルガーの友達は、事業主としては成功者なんですが、小さいときはたいへんな不適応を起こしていたそうです。「どうして育てたら、あなたのように成功できるんだろう」と聞きましたら、<価値観を広く広く持つこと>と言われました。大人が自分の価値観に、子どもを押し込めようとしないこと、それが、子どもの成功の秘訣。

 

 これまでの価値観を変えるのは、たいへんな作業ですが、親も学んで今よりも広い価値観を持つ(子どもの存在を否定しないくらいには)ことができればいいですね。おめめどうでは、診断されたら積極的に(親は)人権学習をすることと話します。大事なんですよ、学びは。人権だけは、学ばないと錆びてしまうのです。

 

 世間には、自閉症や障害の知識はなくても、その子どもやその人のあり方を認めることができる人がいます。つまり、個人的な価値観が広いということです。


  そういう人だけと交流する・・自分たちの人間関係を想像しても、それができると、きわめて居心地がよいとわかるでしょう。ぜひ、子どもたちにも、その居心地よさに自分がなってください。