★☆ハルズバ! 55 ★☆2009/06/30
Q.小1の子どもが泣きました。牛乳をほんの微量ですが、飲まされているらしいんです。偏食指導について先生に聞いてみると、<給食のことは、お家の協力もお願いしたいなー。みんな、イヤな事、苦手なことはあると思うんです。それをできるように…頑張ってもらおうと思っています。>ぶっちゃけ、「待ってくれ~!」って感じです(>_<)
A.先生は、ほんまに頑張りはる。牛乳を一滴飲ませることで、子どもとの関係性を壊していることにも気がつかずに。その点気の毒ではあります。
でも、それは仕方がないとして、親としての考えは伝えます。治そう躍起になったり無理しないでいいと思っていること、それから、自閉症の特性での感覚の違いについては、必ず話しておきましょう。
牛乳の何がいやかって「匂い」やろうねえ。それから「味」。嗅覚と味覚が未分化な子どものうちは、嫌いな子も多いですよ。息子も飲まなかった。それは「色」。白いものがだめだったから。色なし、味なしで、お眼鏡に叶いませんでした。でも、今では、それしかないなら飲みますよ。無理さえさせなければ、味覚の方が成長するのではないかなあ。
牛乳はお菓子にも混ぜますし、コーヒー、スープなどにもアレンジされます。その認知ができたら、気にせず飲める代物でもあるので、そう堅く考えないことです。
それから、ほんまに嫌がる食材は、お子さんにとってアレルギーのものもあるので、慎重に。カラダに違和感があっても言ってくれないのでわかりにくいの。
「楽しくトライでお願いします。スプーンで口に流し込むような、無理強いはしないでくださいね。いつも、OKかは子どもに聞いてみてください。家でも、美味しく感じそうなものから、やっていきますね~(^^)/」みたいなノリの気まずくならないくらいの言い方でかわすことかなと思います。
偏食指導は極力かわして(いなして)ください。嫌いなものを飲み込んで全部食べられるようになったところで、待っているのは、肥満です。
食は、本能。快適だけが命!