柿の渋を抜くには | 春月の『ちょこっと健康術』

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体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

『養生訓』の「果物や干菓子の食べ方」 に柿が登場していたので、今朝の「柿が色づけば、医者が青くなる?」 になりました。アメリカ在住のrumiopさん からご質問をいただいて、気がつきました。そうだ!海外にある柿は渋柿だった!自分でも書いてるじゃないですかね、「実をそのまま食べられるようにしたのは日本人」って。rumiopさん、ご質問ありがとうございます。


そこで、柿の渋抜き法をお届けします。


1 アルコール渋抜き法

もっとも一般的で美味しく仕上がる方法です。私のいただいた庄内柿もたぶんこの方法。果肉の仕上がり、硬めがお好みでしたら青っぽい柿、やわらかめがお好みでしたら黄色くなった柿を選びます。

① ヘタの部分に焼酎をつけるか、実全体を焼酎にくぐらせる

② ビニル袋に入れ、密封して5~7日ほど置く

焼酎でなくても、アルコール度数の高いものならOKで、ブランデーやテキーラを使うこともあるようです。

こちらのサイトが写真つきで解説されていました。ご参考に→渋柿の渋抜き


2 湯抜き法

これが益軒流ですね。保温器を使い、約40℃のお湯に一昼夜漬けます。温泉地でよく行われています。もっともお手軽な方法ですが、日持ちしないので、その日に食べる分ずつするといいですね。


3 ドライアイス法

新聞紙でくるんだドライアイスを柿といっしょにビニル袋に入れ、密封して1週間ほど置きます。

こちらのサイトが写真つきで解説されていました。ご参考に→柿の渋抜き


他にも、リンゴと一緒に1週間密封するとか、米びつに2~3週間入れておくとか、そんな方法もあるようです。そのほか、柿についての歴史や種類など情報アレコレはこちらで→フルーツ大好き応援団


海外にお住まいの方々、渋柿を甘く美味しくして、楽しんでくださいね。柿は二日酔いの薬にもなりますからね。そういえば、昔、ポルトガルに一時期住んでいた方が、渋柿の渋抜き法を現地で教えて、ものすごく喜ばれたとおっしゃっていたことを思い出しました。