インフルエンザは予防が一番!その1 | 春月の『ちょこっと健康術』

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おはようございます ニコニコ


今日、10月15日は「世界手洗いの日」です。世界衛生年であった2008年、感染症から子どもたちを守るために、正しい手洗いのしかたを広めようと定められました。これはユニセフの活動で、楽しい手洗いダンスも紹介されています。手洗いは、新型インフルエンザの予防にも重要なので、一度ごらんになってくださいね。


昨日のニュースでは、新型インフルエンザに関して、少々気がかりな記事がありました。


「新型インフルエンザで入院した大人の40%以上は基礎疾患(持病)がなく、感染前は健康だったとの疫学調査結果を、米疾病対策センター(CDC)が13日、発表した。~中略~ 肥満など高リスクの人が含まれている可能性があるとしているが「健康な人でも細菌感染を併発するなどして深刻な結果を招くことがある」と注意を呼び掛けている。」(全文はこちら→感染前「持病なし」が40%超 新型インフル、米調査 )。


また、国内でも「都内の4歳男児が13日、新型インフルエンザによる脳炎で死亡した。基礎疾患はなく、最年少の死亡例となった。」(全文はこちら→新型インフルで4歳児死亡 16歳男子も、死者25人に )。


新型インフルエンザは毒性も低く、基礎疾患がなければそれほどの脅威ではないと、私自身も思っていたのですが、こうしたニュースをみると、やはり季節性インフルエンザとは少し違うなと、あらためて感じました。とはいえ、ちょっとした発熱にすぐに大騒ぎしてしまうのも考え物です。なぜなら、


1 インフルエンザは、発熱してすぐに検査をしても結果が出ない


キナリ@アロマ・整体・ホリスティック医療を志す子連れナース さんが「インフルエンザを考える③」 に書かれていましたが、発熱後12~24時間での再受診を指示されることが多いようです。なので、熱が出てつらい子どものことを考えて、2度も病院まで連れて行くことのないように、様子を見てからにしたほうがいいですよとのこと。


奴隷小児科医 先生も「新型インフルエンザ21」 で、「インフルエンザかどうかを医療機関で検査を希望される場合は、少なくとも発熱後6時間できれば12時間以後に、病院を受診されることをお勧めします。」とおっしゃっています。


2 予防目的でタミフルを投与すると耐性ウィルスを早く出現させる


タミフルもリレンザも、細菌に対する抗生物質とは違って、ウィルスそのものをやっつけるものではありません。


細胞がウィルスに感染すると、中でウィルスが増殖していっぱいになったとき、細胞膜を内側から酵素を使って破り、次の細胞へと広がるのですが、タミフルとリレンザはその酵素の働きを抑えるだけなんです。つまり、ウィルス感染細胞の数を増やすのを防ぐだけ。


タミフルとリレンザは、対象になる酵素が違うらしい。そして、細胞膜を破るときに使われる酵素も何種類もあるらしい。だから、投与を受けても効かない人が出てしまうのは、やむをえないことでもあるのですね。


やたらに投与してしまうと、ウィルスに学習する機会を与えてしまうことになって、タミフルやリレンザが作用しない酵素を作り出してしまうということらしいです。


耐性ウィルス出現に関するリスクについても、キナリさんは「インフルエンザを考える③」 の中で、奴隷小児科医先生は「インフルエンザ18」 の中で、ブログ記事に書かれていました。


キナリさんは看護師さんでもあり、お母さんでもあるので、双方の立場で記事にされていて、なるほどそうか!と考えさせる記事になっています。新型インフルエンザに関しては、シリーズで書かれていましたので、合わせてごらんいただくといいですね。こちら→       


奴隷小児科医先生は、そのブログネームからもわかるように、現役の小児科医でいらっしゃいます。医師の本音もちらりと見えるブログ。子どものことを一番に考えてほしいとおっしゃいます。記事タイトルにあるように、こちらもシリーズで書かれていますよ。ブログテーマ→新型インフルエンザ


とにかく、これだけ流行ってきていれば、いつかはかかるかもしれない。季節性でも、新型でも、インフルエンザにかからないにこしたことはありません。それには予防が一番です。


予防法をまとめてご紹介しようと思いますが、今日は長くなってしまったので、明日にしますね。(セトミさん、なべちゃんさん、明日リンクさせていただきます。)


今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-コスモス