『養生訓』 酒食・色欲を慎む(巻二12) | 春月の『ちょこっと健康術』

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「人が欲のおもむくままに楽しんでいると、その楽しみがまだ尽きないうちに、早くも苦しみが生ずるものだ。酒食や色欲を欲するままに楽しんでいるうちに、早くもその結果が出て苦しみが起こるようなものである。」


さきほどアップした「長命と短命」 に続いて、4月にお伝えした「予防の大切さ」 をはさんで、この一文につながります。つまり、病気を予防するために「小欲をすてる」 っていうことですね。


『養生訓』の巻一と巻二は「総論」で、養生の大切さや心構えなどについて語られています。繰り返し、繰り返し、同じようなことが述べられています。えぇ、もう、そりゃ、くどいほど(笑)。でも、それだけ、特に欲を抑えるというのは、人にとって難しいことだからなのでしょう。次回からは、ちょっと「総論」から離れて、「食養生」についてご紹介していきますね。


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


次→ 元気を養う(巻二13)


春月の『ちょこっと健康術』-あじさい