『養生訓』 膝から下の導引(巻五12) | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

膝より下の、はぎのおもてうらを、人をして、手を以て、しばしばなでくださせ、足の甲をなで、その後、足のうらを、しきりに多くなで、足の十指を引かすれば、気を下しめぐらす。みづからするは、尤よし。これ良法なり。


膝から下の、ふくらはぎの表と裏を、人の手によって何度もなでおろさせ、さらに足の甲をなでさせ、その後、足の裏を数多くなでさせ、足の十指を引っぱらせると、気をおろしてめぐらせることができる。自分でやるのは最もよい。これは良い方法である。


リフレクソロジーやアロマセラピーのトリートメントでは、リンパの流れを考慮して下から上にふくらはぎをなであげることが多いのですが、益軒先生のご指導ではすべて下へ下へですね。最後に足の指を引っぱるのが、ポイントでしょうか。


『養生訓』をリニューアルします。一番上が原文、二番目が春月流の現代語訳、そして解説。過去記事も少しずつ直していきますね。