『養生法』 導引(巻五10) | 春月の『ちょこっと健康術』

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体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

『養生訓』の「病気にあった治療法」「気の循環」 に登場した導引や按摩、益軒先生は1日に1~2度は必ずおこなっていたようです。


按摩については『養生訓』の「按摩と指圧 で、実際に益軒先生がどのようにされていたかが紹介されていました。

 

導引については、↓のようにおっしゃっています。


入門に曰く、導引の法は保養中の一事也。人の心は、つねに静なるべし。身はつねに動かすべし。終日安坐すれば、病生じやすし。久しく立ち、久しく行くより、久しく臥し、久しく坐するは、尤も人に害あり。


明代の医師李挺の『医学入門』によると、「導引の法は保養中の一事なり」という。人の心は、いつも平静でなければならない。身体はつねに動かしているべきである。一日中座ったままでいると病いになりやすい。長く立っていたり、長時間歩いたりするよりも、長時間寝ていたり、座っていたりするほうが、人にとって害になるものだ。


そして、実際にどのようにやっていたかも書かれているのですが、それについては明日アップしまーす。


導引術とは何かについては、「八段錦で内臓の調子をととのえる」 に書きましたので、そちらをごらんくださいね。