『養生訓』の「病気にあった治療法」 と「気の循環」 に登場した導引や按摩、益軒先生は1日に1~2度は必ずおこなっていたようです。
按摩については『養生訓』の「按摩と指圧 」 で、実際に益軒先生がどのようにされていたかが紹介されていました。
導引については、↓のようにおっしゃっています。
入門に曰く、導引の法は保養中の一事也。人の心は、つねに静なるべし。身はつねに動かすべし。終日安坐すれば、病生じやすし。久しく立ち、久しく行くより、久しく臥し、久しく坐するは、尤も人に害あり。
明代の医師李挺の『医学入門』によると、「導引の法は保養中の一事なり」という。人の心は、いつも平静でなければならない。身体はつねに動かしているべきである。一日中座ったままでいると病いになりやすい。長く立っていたり、長時間歩いたりするよりも、長時間寝ていたり、座っていたりするほうが、人にとって害になるものだ。
そして、実際にどのようにやっていたかも書かれているのですが、それについては明日アップしまーす。
導引術とは何かについては、「八段錦で内臓の調子をととのえる」 に書きましたので、そちらをごらんくださいね。