肝を助けて春を元気に過ごそう | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

昨日は雪模様で寒い1日でした。が、季節は着々と春へと向かっています。来週はもう3月になりますしね。


東洋医学でみる春は、立春から穀雨までの6節気。来週には啓蟄(けいちつ)を迎え、土の中の虫たちがはい出してくると、春真っ盛りへと向かいます。


☆ 少し遅く寝て、少し早く起きる


陰の強かった冬から、次第に陽が強くなって、春分でちょうど半々になります。「蔵」の季節であった冬から、「生」の季節への移り変わり。静かだった冬から、活動的な春へ。徐々にからだをならすためにも、少しだけ遅く寝て、少しだけ早く起きるようにしましょう。冬に引き続き、遅くまでの夜更かしはNGです。


☆ 風邪(ふうじゃ)に気をつける


春は風邪(ふうじゃ)の勢いも増す季節です。暖かくなったと思えば、昨日のように寒の戻りがあったりしますね。そんなときには、風邪(かぜ)を引きやすくなりますから、着る物をこまめに変えて予防しましょう。


☆ 肝の働きをととのえる


自然界で命が芽吹く春は、疏泄(そせつ:気の流れをのびやかにする)作用を持つ肝の季節です。春の陽気の影響を受けて、肝気が強くなりすぎると、イライラしたり、反対に鬱々としたりします。


肝は目との関係が深いので、この時季に目を酷使すると、肝の働きが鈍ります。すると、気の流れが滞ってしまいますので、ブログを楽しむのもほどほどにして、散歩に出たほうが良さそうです。


木の芽どきに出てくる様々な症状は、肝の持つ疏泄作用の状態が関係します。ストレスがあると、肝の疏泄に真っ先に影響します。ところが、春は移動の季節でもあり、生活環境も変わってストレスを受けやすいですね。気分転換をうまくはかって、ストレス・フリーをめざしましょう。


肝の働きと肝をととのえる食べ物については明日アップしますね。


今日もいい1日になりますように。