つらい頭痛には頭痛日記を | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

天気予報によれば、今日はかなり冷え込むようです。


冷えると悪化する頭痛には、緊張型頭痛が多いようです。くび・肩のコリや精神的ストレスが原因で、頭が締めつけられるような痛みで、ほとんどの方が1度や2度は体験されているでしょう。疲れがたまったり、寝不足だったりすると起こります。入浴やマッサージなどで軽くなるのはこのタイプ。


反対に温めると悪化するのは、片頭痛です。月に数回、発作的に起こるもので、心臓の拍動に合わせてズキンズキンとする痛み。たいていは片側性ですが、両側性の場合もあります。女性に多く、特に月経前や月経中に起こりやすいものです。入浴・運動・飲酒などで悪化します。


いわゆる頭痛持ちと呼ばれる人は、緊張型は5人に1人、片頭痛は10人に1人いるといわれます。これはあくまで医師の治療を受けた人数ですし、実際にはもっと多いかもしれませんね。中には片頭痛と緊張型頭痛を合併している方もいらっしゃいます。


頭痛の特徴や原因などについては、間中病院の頭痛大学 というサイトで詳しい情報をえることができますよ。初歩から専門的なことまで載っていて、私は授業準備のためにお世話になっています。


緊張型頭痛と片頭痛では、治療のしかたが異なります。ですから、まずはご自分がどっちのタイプなのか見極めることが大事。そのために役立つのが頭痛ダイアリーです。頭痛が起きたときに、1日のできごとやからだの状態などを記録します。


頭痛ダイアリーのフォームシートは、日本頭痛学会 のホームページで入手できます。記入例も載っていますので、頭痛でお悩みの方はダウンロードしましょう。


記録を持ってお医者さんにかかれば診断が迅速に行われ、治療もスムースに運びますね。予防のためのプランも立てやすくなります。


つらい頭痛、がまんしないで、専門家の診断を受けましょう。中には別の病気が隠れている場合もありますからね。


今日もいい1日になりますように。