むくみは、東洋医学では、痰飲が体表にあふれ出たもの、と考えます。
痰飲とは体内の水分が停滞して集まってできたもの。
「痰飲」ができやすいのは、
①憤慨をがまんしたとき
②思い悩みすぎたとき
③疲労がたまったとき
④お酒を飲みすぎたとき
⑤暑い季節にからだを冷やしすぎたとき
③~⑤はともかく、①と②はとっても東洋医学的。
簡単に説明すると、①は、怒りをおさえつけてがまんすると、気の流れが悪くなって、代謝も悪くなる。②は、思い悩むと消化機能が低下するため、水分代謝にも影響が出る。
ということで、がまん・悩みはからだに悪いってことですね。
さて、今日ご紹介するのは『水かきもみ』です。手や足の指と指の間のマタのところ。
ここを親指と人差し指ではさんで、しごくような感じにモミモミしましょう。最初はちょっと痛いかもしれませんが、やってるうちにむくみが軽くなりますよ。むくみがとれれば、疲れも軽くなりますね。
リフレクソロジーでは、ここはリンパの反射区で、リンパの流れをととのえてくれるのです。はりきゅうでも、手は八邪穴、足は八風穴で、去邪・去風の奇穴になっています。