紅葉もだんだんと里へとおりてきましたね。
「イチョウとモミジ、どっちが好き?」って
どっちも好きです。
ぎんなんおいしいし、もみじまんじゅうもおいしいし。
あ、ほんすじからずれてしまいましたか。
肩コリのツボとか、腰痛のツボとか、
そもそもツボって何なんでしょうね?
ひとことでいうならば、
「からだの状態があらわれる体表の反応点」です。
紀元前から中国で鍼灸治療に使われてきました。
「ここに、はりをしたら、○○病が治った」
「こっちでは、治らなかった」
というような膨大なデータが先にあって、
その理論体系は、あとからつけられたもの。
だから、効くものは効くんです。
漢方薬だって、「飲ませてみたら○○病が治った」
というデータ集積のうえに、効くものだけが残った。
紀元前に、間違って病気を悪化させた人々の、
尊い犠牲の上にできあがったものでしょう。
ツボには、大きく分けて3種類あります。
気血の流れる経絡上にある経穴。
経絡外で効用があると認められる奇穴。
近年になって効用が発見された新穴。
昨日ご紹介した“腰痛点”は奇穴です。
「なぜ効くのか?」
解剖生理学的な解明をめざして、
世界中で様々な治験が行われています。
からだの不思議を問うものでもありますね。
現代科学の力はどこまで迫れるでしょうか。
楽しみです。