災い転じて福となす?
ここ青森県五戸町でも数日前まで全く雨が降らない日々が続き作物は
かなりくたびれていました。
それは近隣の農家さんも同じで雨が降らない毎日にかなり
苦労している様子。
そんな中、手が回り切らず草に埋もれていたゴボウ・長芋・大豆たち。
早く救出しなければとの思いとは裏腹にここまで草に囲まれてしまいました。
こちらゴボウの畑。
初期に株元周りは一度除草していたのですが、そんな形跡は無くなっており
またせっせと手取り除草。
除草が遅れてゴメンネ。と思いながら作業していましたが・・・
なんと!!
草に埋もれていたお陰か土に湿り気がある!!
他の農家さんのゴボウ・長芋などの畑は見事なまでに
草が生えていないキレイな状態。
しかし、畑の土はカラッカラで生育もうちより遅い様子。
種蒔きはうちより早いのに。
もしはる農園でもキレイに除草して草がない状態だったら
同じ状態になっていたと思う。
そこで除草した草は敷き藁効果を狙って根っこを
逆さにして通路全面に敷くことに。
根っこが土に触れていると雨でまた
復活してしまうので。
(普段は草を数か所にまとめながら除草)
下の写真が除草終了の様子。
そしてもう一つ。初期に悩まされていたネキリムシ。
これが除草していたら草の下から出てくるんです。
大量に!!
最初ネキリムシの被害にあっていた
左端2列以外ほぼ無傷。
ハコベでネキリムシをおびき寄せる方法もありますが、
残念ながら畑にハコベはまだ生えていません。
しかし、もしかしたらゴボウ畑に生えていた草の中に
同じ効果を持った草があったのかもしれないですね。
他にも大豆畑の草にはてんとう虫が大発生していたり
おそらく草に埋もれなければ起きなかった
幸運が多々あったはる農園です。
最後にもう一言。
昭和天皇の言葉として知られていますが
「雑草という名の草はない。」
最近痛感しています。
この本と巡り合ったことも大きいです。
「なずなの会」代表の赤峰勝人さんによる
ニンジンの奇跡。
草にはそれぞれ役割が合ってその場所に
必要な草しか生えない。
確かにそうなのかもしれない。
まだまだ百姓一年生。
日々勉強あるのみ(^^)
YOSHIHIKO