『ワンピース』と『ドラゴンボール』どっちが好き? | げーむ部ろぐ

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『ワンピース』と『ドラゴンボール』どっちが好き? ブログネタ:『ワンピース』と『ドラゴンボール』どっちが好き? 参加中

ワンピースとドラゴンボール、どちらも大好きなマンガです。
両方とも何度も読んでいます。
たぶん今まで読んだマンガの中で好きなものを二つ選べと言われても、多少迷いつつ、結局この二つになると思います。

ただ、ベスト3やベスト2を選ぶ際には迷ったとしても、一番好きなマンガを選べと言われたら迷いません。

ワンピースです。

私の中で1位と2位以降は少し差がありますね。

ワンピースとドラゴンボールを比べた場合、何が一番違うかというとストーリー展開とお話の密度です。

ワンピースは、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を探し当てるという物語を主軸にしつつ、各キャラのサブストーリーも同時進行していきます。
簡単に言えば、海賊王になってワンピースを見つけるという主人公ルフィの夢をかなえることがメインストーリー、仲間たちそれぞれの夢をかなえることがサブストーリーになっています。
新しい島での冒険がひとつの章立てでそれがいくつも連なることで全体の物語を構成しているという、いわば長編大河小説のようなつくり。

それに対してドラゴンボールは、当初はドラゴンボールを集めるという目的がありましたが、途中からはほぼバトルマンガ。
悟空が厳しい修行をして強い敵を倒す、というだけの展開になってしまっています。
もちろんその修行の様子や、戦闘シーンの描写が秀逸だったので、あれだけ人気が出たわけです。

しかし、ストーリーを楽しみたい私から言うとちょっと展開が単調過ぎるかな、という印象です。
お話の密度についても、ワンピースが各キャラの過去も含めて、丁寧にキャラ描写しているのと比べると、かなり薄いと思います。
もっとはっきり言うと、作者の鳥山さんはストーリーを組み立てたりキャラの心情描写をするのがあまり上手ではありません。
どちらかというとキャラとその世界観の設定に力を入れて、後は雰囲気で流すタイプ。
ワンピースの大河小説のような世界に対して絵本や童話の世界というか。
さらっと書きながす短編小説というか。

ドラゴンボール前後にたくさん発表されている短編を読んでもらえるとわかりますが、異能の力を持った主人公を人間世界に放り込んだらどうなるか?というお話がほとんどです。
ドラゴンボールもそうですが、深い心理描写はありません。
(そもそも鳥山さんは恋愛要素を入れるのが嫌いだそうです。この辺りが込み入った心理描写を避けることと関係があるような気がします。)

もちろん、この鳥山ワールドも大好きです。
ゆったりとした物語の進行を世界観をじっくり味わいつつ楽しむ大人のマンガ。
ドラゴンボール後半の強い敵が次から次へと現れる怒涛の展開は、むしろ特別でこちらが本来の作風なのでしょう。
(盛り上げるという意味では、戦闘力を数値で評価するスカウターの存在が大きかったですね。)

大好きなのですが、やはりどちらかを選べと言われれば、迷うことなくワンピースを取ります。

理由はきちんと書きましたよ。
決してワンピースの方がキャラのおっぱいが大きいからではありません。

ち、違うってば。