今日は朝から放射線のセカンドオピニオンに行って来ました。前回行った病院とは別の病院です。セカンドオピニオンで聞いたことは後述します。

フェントステープの副作用と思われる症状をどうにかしたかったので、その後、急遽、緩和ケアの先生に受診。

先生曰く、フェントステープの作用・副作用は48時間後にMAXとなるので、副作用の出かたは合っているのではないかとのこと。

フェントステープの代わりとしてドラマドールを勧められましたが、結局、MSコンチン(レスキューとしてオプソ)、さらに、リリカを処方してもらいました。ただし、明日、治験前の診察があるので、服用はそこで確認してからにします。

今日の放射線のセカンドオピニオンで聞いたことを下記にまとめます。

<肝臓の腫瘍について>

●肝臓の腫瘍をコントロールすることが重要だろう。ただし効果は下記のように定かではない。

●肝臓の腫瘍に対しては定位照射となる。費用は160-170万円。

●定位照射は12グレイ×4回=48グレイだが、最近では12グレイ×5回=60グレイを試しつつある。

●肝臓の腫瘍と傍大動脈のリンパ節の腫瘍が同じ高さにある。肝臓に照射するならば、脊椎に当たらないよう気をつけなければいけない。脊椎の照射量はすでにギリギリの照射量だ。

●肝臓への照射については、すでに受けている脊椎への照射の詳細なデータが必要になる。

●大腸がんに対して放射線は効きづらい。腫瘍のコントロール率は50%を切る。2センチ程度の腫瘍しか実績はない。胃がんの肝転移で5センチの腫瘍に照射した実績はある。ただし2年後に別な箇所に再発した。


<他の部位への照射について>

●傍大動脈のリンパ節と同位置の脊椎(以降、脊椎)は、すでに照射を受けているのでそこには照射できない。

●左鎖骨上部のリンパ節、左腋窩のリンパ節については保険適用で照射可能だ。ただし、左腋窩については、必ずしも必要ないのではないか。

●肝臓やその他のリンパ節を同時に治療すると混合診療になるので、保険適用にはならない。


<腹痛などについて>

●腹部痛や背中の痛みが腫瘍由来のものだとすると、痛みは治らないだろう。

●腹部痛や背中の痛みが神経刺激によるものであれば、リリカやガバペンチンが有効かも知れない。


<その他>

●アバスチンの投与歴により、放射線治療は出血や消化管穿孔のリスクがある。

●アービタックスの投与歴により、放射線治療は肺炎を発症するリスクがある。

●肝臓の治療に肝動注や塞栓術、ラジオ波が有効と思えるがどうか?



にほんブログ村 病気ブログ 大腸がんへ
☆大腸がんブログはこちら!☆