イリノテカン+アバスチン療法10クール目の18日目。明日、外来で11クール目スタートの予定です。あー、凹む。

ギックリ腰は思った以上になかなか治りません。少しずつは良くなっていますが、一進一退といった感じ。

今朝は、ギックリ腰の腰痛に加えて胃痛と右腹部痛がキリキリと痛み、午後から出社しました。腰と腹周りが「ううっ」と唸るほど痛くなり、立っても座ってもいられません。寝ると少しは落ち着きます。

仕事をしている間は大きな問題はありませんでした。途中、禁断のトラムセットも飲んだし。トラムセット、どうやら効いたようです。

さて、明日の診察で少しでもこの状態の解決に向けて動き出さないといけません。もう、これ以上無駄な休みは避けたいし、何しろQOLが下がって仕方ありません。

ということで、今日は腫瘍熱について調べてみました。

腫瘍熱については、あまり研究されてないみたいですね。がん患者にとっては重要ですが、研究しても大した解決方法があるわけではないし、解決したとしてもがんそのものが治るわけではないし・・そんな研究はこれからも進まないでしょうね。

いくつかのサイトで調べて、腫瘍熱についてまとめてみました。参考にしたのは、主に下記の3つです。いずれも「腫瘍熱ってこんな感じじゃない?」という「想定」の話で、確定的な内容ではありませんでした。

◆感染症科医の悩みーはなむしのページ-
http://blog.livedoor.jp/scckansen_kurai/archives/7290938.html

◆聖隷三方原病院 症状緩和ガイド
http://www.seirei.or.jp/mikatahara/doc_kanwa/contents5/29.html

◆藤田保健衛生大学救急総合内科/GIM部門
http://fhugim.com/?p=2175


●腫瘍熱とは
※あくまで「想定」。勝手に、かつ適当に抜粋しています。
①他の感染症や薬剤熱ではない(ことが確定してる)
②定期的に発熱する(または、ずっと熱が高い状態が続く)
③発熱はあるが全身状態がよい(悪寒・戦慄を伴わない)
③抗菌剤・抗生剤が効かない
④CRPが高い
⑤解熱にはナプロキセン(ナイキサン)が効く。ステロイドもぼちぼち効く。
⑥食欲不振や倦怠感などの症状がある

んー、僕の場合すべてではありませんが、いくつかあてはまります。「腫瘍熱に伴う発熱は、腫瘍の急速な増大の兆候を示すとも言われており、とても注意が必要です」という記述も発見しました。んー、まさに今の僕の状態。

①は、身体の所見、血液検査、培養検査、画像検査(CT、エコー)などで他の感染症が否定されている・・ということ。ちゃんと他の原因を除外しないといけないということですね。「悪性腫瘍患者の発熱のうち真の腫瘍熱は10%程度」という記述もありました。

⑤については、「ナプロキセンテスト」という試験が過去にあったらしく「ナプロキセンの投与群では90%が解熱した」そう。ちなみに「ステロイド群では50%に止まる」そう。

さて、僕の現在の状況をあらためて考えると、胃痛や右腹部痛、それと同時に発生すると思われる発熱があるものの、吐き気や嘔吐などはありません。血液検査やCTなどの結果から考えると、胃痛や右腹部痛は副作用の可能性が高く、発熱は腫瘍熱の可能性が高いものと思われます。

もし追加でやるとしたら、腹部エコー。腎臓などの異常がないかどうか調べます。さらにナプロキセンテスト。ナプロキセンで簡単に解熱したら、腫瘍熱の可能性が高いものと思われます。

ただ、熱については、多分、腫瘍が落ち着けば熱も落ち着くはず。ここ数日は熱もほとんど出てないし。なので、ナプロキセンは出番がないかもしれません。

ちなみに、発熱したときにセレコックスを飲みましたが、解熱・鎮痛の両方で効果がありませんでした。ただ、肩痛でセレコックスをしばらく飲み続けていたので、そのせいで耐性がついているのかも知れません。

ちなみに、セレコックスの薬剤熱の可能性も否定できなかったので、発熱してからセレコックスは服用していません。

胃痛については、ブロ友さんや“会社でもがんでも先輩”から、プロトンポンプ阻害薬(PPI)を勧められました。特に先輩は「H2ブロッカー(僕が現在服用中のファモチジンなど)は全然効かないが、PPIはとてもよく効いた」と。んー、期待できます。

とにかく明日。胃痛、右腹部痛、発熱、の解決方法を探るべく、しっかりと一歩を踏み出したいです。1つでもいいから、解決しないとね。



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