今日は外来で血液検査、診察、化学療法の日。イリノテカン+アバスチン療法10クール目(通算57クール目)がスタートしました。


胃も痛いし、若干熱もあるしで本当は延期したかったのですが、血液検査の結果は大きな異常はなし。「やった方がいいよ」と先生。


確かに体調はともあれ、腫瘍の増悪を止めるためには治療を休むわけにはいきません。仕方ないのでまったく気が向かないまま、化学療法を受けました。


いま、家に帰ってワンコ片手に(ワンコが僕の右腕でスヤスヤ眠っています)ブログを書いています。少し気持ち悪くなってきましたが、投与当日としては普通か悪くないほうです。


でも、前回も当日はそれほど悪くなくて、その後ひどい目にあいましたからね。まったくアテになりません。


今日の結果をまとめます。


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【血液検査】


白血球は4000とぼちぼち。化学療法を強行したけど、検査結果を見ると少しでこぼこがありますねぇ。

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■総ビリルビンの推移

(基準範囲0.4-1.5)

2014/6/3  1.4

6/24  1.0

7/15  1.5

(中略)

2016/1/5  1.4

1/26  1.4

2/16  1.0

3/8  0.9

4/1  1.0

4/25  1.2

5/13  0.8

5/27  0.8

6/17  0.7

7/8  0.5

8/16  1.0

9/9  0.8

10/7  1.1

11/8  0.8

12/2  1.4


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【腫瘍マーカー】


今回は計測なし。


■CEA (上限5.0)

2013/6/17  22.9

7/2  27.5

8/13  16.9

9/24  4.1

11/5  2.0

12/17  2.1

2014/1/28  1.4

(中略)

12/16  2.3

2015/2/17  3.6

3/31  6.5

6/9  16.3

7/21  17.9

9/29  16.3

12/8  19.4

2016/1/26    23.1

3/8  26.7

4/25  31.5

5/27  48.1

6/17  31.9

8/16  29.8

11/8  64.5


■CA19-9 (上限37.0)

2013/6/17  5.3

(中略)

2014/9/2  6.4

11/4  7.0

12/16  7.2

2015/2/17  7.4

3/31  8.1

6/9  8.2

7/21  8.9

9/29  9.8

12/8  10.4

2016/1/26    10.5

3/8   12.8

4/25  13.2

5/27  16.4

6/17  14.3

8/16  10.8

11/8  14.1


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【診察】


11/16のPETの結果を聞きました。10/18のCTを裏付ける増悪の内容。さらに、左腋窩のリンパ節(腋の下の後ろの方)にも腫瘍がありました。これは初耳でした。直前のCTでも指摘されていません。


上が所見。下が先生のPCから撮った写真。写真左下が腋窩のリンパ節の腫瘍と思われるものです。全身を正面から写した左上の画像にも左腋窩の腫瘍がはっきり写っています。

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左腋窩のリンパ節の腫瘍について、先生は「がんワクチンの影響でリンパ節が腫れている可能性もある」と言っていましたが、光り具合からするとそんなことはなさそうな気がしてなりません。


いよいよ、がんが全身に侵攻してきた感じ。食事、生活、運動、など根本から見直さないといけないかも知れません。今まではわりとヘラヘラして過ごしてましたが、ちょっと気合いが入って来ました。


イリノテカンにも、しっかり仕事をしてもらわないと困ります。頑張れ、イリノテカン。


(参考)

◆SOX+アバスチン療法2回目、14クール目スタート。次回、イリノテカン。

(2016年4月1日のエントリー、3/22のPETの結果)

http://s.ameblo.jp/harumochi555/entry-12145620863.html


さて、胃痛や腹痛については「原因は明確には分からないし、仮に癒着や腫瘍による神経の圧迫などの影響があるとしても解決方法はない」とのこと。


「現状では、緩和方向の解決策しかない。痛み止めを出すのでしっかり飲め」と。とほほ。これから生きてる限り、まっすぐ寝たり右を下にして寝ると痛いので、左を下にしてしか寝られないっとこと?


発熱については「腫瘍熱ではないか」と。んー、いよいよそんなモノが出るようになったのか?こちらも「解熱剤だすから」と。


ほんの数日前からのことなので、別な原因があると思うんですけどねぇ。ま、それも結局は何が原因か分からない、ということなんでしょう。


しかし、このまま毎日37℃の熱を出すようじゃ困るし、その度に解熱剤で対処するってのも何だかなあ。


痛みにしても、熱にしても、こうした対症療法的な選択肢しかないって、すごく残念な気持ちでいっぱいになっちゃう。


腫瘍はそのままでも仕方ないとして、日常生活に影響のでるこうした症状に、できるだけ根本的な解決になる方法や、せめて患者を騙してくれてもいいからそう思える方法があるといいんですけどね。


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【化学療法】


いつもと同様です。


■今回の点滴

デキサート3.3mg

アロキシ 0.75mg

アバスチン360mg(100%)

イリノテカン140mg (50%)


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【薬】


いつもとほぼ同様です。胃腸薬としてファモチジン。「以前から処方してる」と先生。そうだったっけ?久留米大学の先生オススメの漢方の胃腸薬、芍薬甘草湯も処方してもらいました。


■飲み薬

ラックビー微粒N 1g / 1日2回2包 

ウルソ錠 100mg / 1日2回2T 

タチオン錠 100mg / 1日2回1T 

セロトーン錠 10mg / 1日1回1T(2日間)

オルメテック 10mg / 1日1回1T 

デカドロン 0.5mg / 1日2回4T(3日間)

セレコックス 200mg / 1日2回1T

リリカ 25mg / 1日2回2T

ブスコパン  10mg / 頓服

ファモチジンOD錠 20mg / 1日1回1T

マイスリー  頓服

芍薬甘草湯


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【今後】


◆12/20: イリノテカン+アバスチン療法11クール目



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