イリノテカン+アバスチン療法8クール目の31日目、体調はぼちぼち好調です。化学療法をほぼ1カ月やってないのですから、好調なのは当たり前ですね。

 

週明けの8日は化学療法です。あー嫌だ。診察では18日に撮影したCTの結果も聞きます。

イリノテカンに変更してから2回目のCT。1回目の7月19日は、ほぼSD(=Stable Disease、不変)。これだけ化学療法を怠けているので、2回目はどうなっていることやら。

 

CR(Complete Response=完全奏効)、PR(Partial Response=部分奏功)などは狙っていません。SDで十分。10年間SDを続ける・・そんな方向性で考えています。

 

まったく別件ですが、iPhoneのストレージがいっぱいになっちゃってます。120GBもあるiPhoneなんですが、特に写真でいっぱいに。久々、PCと繋げてそっちに移動中。すごく時間がかかるので、その間にブログ書いてます。

 

ところが、PCのストレージがこれまたいっぱいになってます(笑)。音楽制作のための音源で大変なことに。1T+500GBもあるのに・・。そろそろストレージを追加しないといけません。

 

僕が就職して一番最初に使ったPCは、ストレージのないPC9800シリーズ。5インチのフロッピーディスクにがちゃこんがちゃこんと音を立てながら文書を保存してました。その後使ったPCはMacでしたが、ストレージは20MBだったかと。

 

そんな僕が、いまでは1つで20MBを軽く超えるファイルを平然と扱ってるし、PCでWAVファイルをいっぱい並べて音楽鳴らしてるし・・。そんな勢いでがん治療も進まないですかねぇ。

 

さて、標題の件。現代ビジネス(講談社)によい記事があったのでメモ。

 

◆「余命半年」の宣告…がんの名医ががんになって初めてわかったこと
(2016年11月2日、現代ビジネス)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49990

 

金沢赤十字病院・西村元一副院長の書籍「余命半年、僕はこうして乗り越えた! がんの外科医が一晩でがん患者になってからしたこと」という書籍の紹介を兼ねた記事です。

 

書籍の宣伝っぽい・・という要素を差し引いても良い記事なのですが、とても残念なのはそこに使われている写真。TOPに使われているのが、たくさんの管に繋がれ、瀕死と思われるおじいさん風の方の写真なんです。

 

がん=すさまじい闘病=死、を連想させる最悪な写真。講談社さん、もうちょっとアタマ使ってくださいよ。宣伝してもらってるから、筆者も文句を言わないだけ。見てるだけで気分悪いわ。

 

以下、記事からいくつか記述をメモ。

 

●がんの遺伝子構造は一人一人異なり、一つとして同じがんはありません。だから治療法も人それぞれ違う。「これが絶対」という治療法はないのです。がん治療は選択肢を間違うと、やり直しがききません。大事なのは医師が病気と治療法の選択肢について患者に正確に伝えること、そして患者自身も正しい情報を集めること。医師が示した選択肢の中から、自分にふさわしい治療法を患者が選び、納得して治療を受けることが大切です。

 

※はるもちコメント:一貫して自分で何も考えずに医者任せにするのであれば、それはそれでいいと思います。むしろそのほうが幸せな気がします。ただ、そうした方々はごく一部。あとで後悔したり、医者に対して疑心暗鬼になるのであれば、自分でしっかりと勉強して、自分で納得することが重要ですよね。

 

●OD錠は、水がなくても唾液だけで服用できるので、僕も非常に便利な剤形だと思って患者に処方してきました。ところがOD錠は口の中で溶けだすと甘くなるため、甘みがキツくて、とても飲み込めませんでした。溶けないように一気に喉の奥に送り込んだところ、喉にひっかかって何度も辛い思いをしました。こうしたことは患者になるまで予想もしませんでした。

 

※はるもちコメント:僕もOD(口腔内崩壊錠)は嫌いです。嚥下ができないわけじゃないんだから、僕には意味ないです。大体ヘンな味がするし。発がん性の疑われる甘味料が入ってたりするし。

 

●術後は放射線治療を追加し、免疫細胞治療も受けました。「抗がん剤と免疫細胞治療の両方をやるとどっちが効いたか分からなくなるので、併用しない」という医者もいますが、自分ががんになったら本当に同じことを望むでしょうか? ごちゃ混ぜでもなんでも効けばいい。どっちが効いていようが患者には関係ないのです。

 

※はるもちコメント:僕自身が免疫細胞療法をオススメしているわけでは決してありません。

 

●自分は「がんを知っているフリ」、「がん患者のことを分かっているフリ」をしているだけなんじゃないかと、思うことがあった。自分ががんになって、やはりその通りだったと気づきました。

 

※はるもちコメント:がん患者にならなければ、絶対にがん患者自身のことは分からないんですよね。その前提で先生とお話をしないといけません。医者は治療のプロ、患者は病気のプロなんですよね。

 

●繰り返しになりますが、病気になった時、大切なことは病院任せ、医者任せにしないこと。自分で納得して決めることが重要です。人生は「予想外」の連続。僕がこうしてまだ生きていることも、医者からすればある意味予想外のことかもしれません。だから僕と同じようにがんと闘っている患者さんも、どうかあきらめないでください。

 

[書籍] 余命半年、僕はこうして乗り越えた! ~がんの外科医が一晩でがん患者になってからしたこと~
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