イリノテカン+アバスチン療法3クール目の16日目。副作用は全然問題ないのですが、昨日ちょいとビールを飲んだので肝臓とカラダが疲れてます(笑)。

肝臓に転移があって、しかもビリルビンも高め安定状態なんだから、ビールで肝臓をいじめるのもほどほどにしないといけませんね。

昨日はがん関連のセミナーを主催者側としてやってました。セミナー終了後に会場の出口でとある女性に声をかけられました。

「もしかして『はるもち』さんですか?」

ぎょぎょっ。本当にビックリ。僕のブログを読んでいる方で、メガネとか、何となく全体のイメージで分かったようです。帽子はかぶってましたが、あとはハゲがポイントになったかも(笑)。

しばしお話をしましたが、名刺をお渡ししたので、後ほどメールをいただけるそうです。今後ともよろしくお願いします。

さて、がんとお金の件。ちょっと前の東洋経済で素敵な特集がありました。

これは、罹患したばかりの人とか、罹患してもまだあまり調べていない人にはかなり役立つと思います。バックナンバーもあると思うので、購入をオススメします。

◆週刊東洋経済 2016年6月4日号
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お金に関して、がん患者が使えるいくつかの制度があるのですが、すべて患者自らが調べて、知って、申請しなければ、その恩恵を受ける事ができません。いわゆる申請主義です。

罹患直後は、気持ちも動揺しているし、入院の準備もしなきゃいけない、自分の病状についても把握しなきゃいけない、勉強しなきゃいけない、周りに報告しなきゃいけない、保険会社と相談しなきゃいけない、などなど、それこそ大騒ぎですよね。

そんな大変な中で、こうした制度を知って手続きをしなきゃいけないのは大変です。大企業の場合は、専門の窓口があっていろいろと教えてくれることもあるようなのですが、僕の場合は、全部自分で調べたので大変でした。何しろ、医療費控除だって知らなかったくらいですからね。

こうした制度の認知が進まないのは、ある意味問題ですよね。調べないのが悪い、相談しないのが悪いという考えかたもあるかも知れませんが、知った人だけが楽をする、得をするのは平等じゃないです。

がんや大病など、お金がかかる病気に罹患した時に、こうした制度や相談窓口を説明した簡単なパンフレットを医療機関が患者に渡すだけでいいと思います。何でこんなにシンプルで簡単と思える事が実行されていないのか、不思議なくらい。

がんは、今では慢性疾患とも言える、長く付き合える病気になってきています。幸いなことに、罹患しても長生きできます。

でも、罹患前よりもお金がかかることは事実。しかもそれが長く続くのだから、支出をできるだけ圧縮して、しっかりとしたお金のマネジメントをしていく必要があります。

全体を見渡さないうちに、効くか効かないかよく分からない健康食品や、ワケの分からない治療にお金をかけている場合じゃないんです。

下記、ご参考までに簡単に記事から各種の制度などと、相談窓口をまとめてみました。下記で「あら?これは何?」と思った方は、すぐに調べたり、相談したりしてみて下さいね。

1つピンときたのは、民間保険の解約。解約したら僕の場合2度とは入れませんが、解約返戻金によっては解約した方が得なケースも考えられますよね。

障害年金は、仕事をしている方で、分かりやすい障害(ストーマなど)がない場合は、個人的には成功報酬型の社労士にお願いするのがいいと思います。仕事をしているだけで認定される確率も下がるだろうし、そもそも書類を揃えたり書いたりするのが分かりづらいし大変です。

あと、重要なことは、すぐに仕事を辞めないこと。むしろ、何があってもしがみつく、絶対に辞めないというくらいの決意が重要かも知れません。半年くらいかけてゆっくり判断しても遅くはありません。

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<各種の制度などと相談窓口>

●高額療養費制度、傷病手当金、訪問介護(健康保険組合、市区町村の保健課や介護福祉課)

●休職、介護休職(人事部)

●介護休業給付金、就労支援、失業手当(ハローワークなど)

●医療費控除(税務署)

●障害年金(年金事務所、国民年金課)

●障害者手帳、生活保護、資金貸付制度、自立支援医療制度(市区町村の窓口、福祉事務所)

●相談一般(がん相談支援センター、病院の専用窓口)

※この他、加入している民間保険やクレジットカードに、通院補償や、セカンドオピニオンサービス、健康相談サービスなどが付帯している事があるのでチェック。余命宣告があればリビングニーズ特約の活用も。逆に解約も検討(ただし、2度と加入できないことが多いので注意)。


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