イリノテカン+アバスチン療法2クール目の5日目、脱毛11日目。

昨日は体調がイマイチでしたが、今日は大丈夫。昨日も今日も、朝起きたときに頭痛がありましたが、ロキソニンがしっかり効いて問題ありません。

1クール目ほどではありませんが、若干の不眠があります。昨夜0時くらいに寝て、今朝は5時には目が覚めました。

少し下痢気味です。1クール目も5日目から6日目にかけて下痢しました。今回も同様なら明日がピークです。

こちらはサムネイル用のウチのワンコ。くぅーっ、カワイイ。
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皆様お待ちかね(?)、脱毛レポートその3。

脱毛は進行していますが、収束に近い感じ。今残っている子たちは、イリノテカンにも負けない強い子らしく、ちょっと引っ張っても抜けません。がん細胞も同じで、強い子は残るのか・・・? ま、それは考えないでおきましょう。
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左側が7日目、右側が11日目(今日)。上から、後、前、横、頭頂部。微妙に頭髪が残るくらいなら、がっつり全部抜けちゃったほうがいいのに、と思うのは僕だけ?

赤いブツブツが酷くなってきました。少し痒いくらいで大きな問題はありません。まったく薬などをつけていないので、そろそろ何か塗ったほうがいいかも知れません。

頭髪以外、眉毛、まつげなどは、少なくともまだ抜けていません。これからですかね? やはりアピアランスが気になるので、会社にはハンチング帽をかぶって出社し、会社ではニット帽をかぶっています。あー、面倒。

さて「減薬」の件。医療者でも何でもない僕が言うことなので、話半分、鵜呑みにはせずに読んでください。

しばしば、抗がん剤の副作用に耐えかねてQOLが下がっている方の話をお聞きします。そんな方には、減薬をオススメします。

治療をして長生きするのはいいのですが、生きている間に副作用に悩まされ続けるのでは、まったく意味がありません。QOLを上げ、毎日を明るく楽しく豊かに過ごすことこそ、大きな意味があると思います。

僕の場合、もともと体質性黄疸、かつ、白血球が少ない体質ということもあり、TS-1とオキサリプラチン(エルプラット)は80%でスタートしました。その後、オキサリプラチンは一旦休薬、再開後はさらに60%に減薬しました。それでも2年9カ月、使い続けることができました。

また、現在のイリノテカンはUGT1A1の遺伝子多型もあり、当初から50%で投与しています。もちろん副作用は人によって出方がまったく違うと思いますが、減薬の効果もありQOLはかなり高く保たれています。

周囲の話を聞くと、減薬をしてがんと上手に付き合っていらっしゃる方のほうが、QOLが高く、しっかりと人生を楽しみ、結果的に長生きしているケースが多いように見受けられます(注:何らかのデータや、根拠があるわけではありません)。

そもそも、企業として利益を追求することが本質であるとすると、薬剤メーカーは「できるだけ薬剤を多く使ってもらう」ほうが良いはずです。そこまで言わないにしても、「病気を治すためなら、多少のQOLの低下は我慢してもらおう」という考え方が多少なりとも前提としてあるはずです。

そう考えると、現在、標準的に使われている薬剤の量は「死なない程度の最大量」と言える可能性もあります。試験の結果から標準量が定められるのであって、標準量より少ない量での試験は行われていません。

副作用に悩まされ、生きている意味が感じられない方は、ぜひ、先生と相談してみてください。

しばしば「減薬を患者が進言するのはとんでもない」「減薬などは一切しません」などと、アタマの固い先生の話も聞きます。こうした場合は、投与量を変えずに、投与期間を変えてしまいましょう。

2週間の間隔であれば、それを3週間に変えてしまえば、結果的には66%の減薬になります。これによってQOLの高い1週間が生まれるかもしれません。

かなりの悪知恵ですが、次回の予約の際に「都合が悪い」と言って3週間後にするとか、あるいは、「風邪をひいた」とか「熱がでた」と言って、予約を先延ばしにすればいいと思います。投与量を変えてくれない先生には、そうやって患者側が自ら対処するしか方法がありません。

もちろん、化学療法そのものを否定しているわけではありませんし、現在、QOLが高く保たれている方は減薬などの必要はないと思います。また、減薬は「病気が治らないことを意味する」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、減薬を無理強いするつもりもありません。

とにかく、皆さんが、できるだけ長生きして、かつ、副作用に悩まされずに、毎日楽しくすごせることを祈ってやみません。


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