SOX+アバスチン療法2回目の9クール目の14日目。明日のTS-1の服用で休薬に入ります。

体調は普通にいいですが、最近、寒いせいか朝起きられないんですよね。平日はワンコの散歩をサボってます。ごめん。

さて、表題の件。日経メディカルに今日掲載されていた記事です。

◆「ニセ医学」にだまされても患者の自己責任?
(2015年12月21日、日経メディカル)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/eye/201512/545110.html

「ニセ医学」に関する3322人の医師へのアンケート結果が上がったようで、その結果に基づく記事のひとつ。

アンケート結果では、医師が「ニセ医学」と聞いて思い浮かべるもので一番多く挙がったのが「広告過剰なサプリメントや健康食品」、2位はメディア露出や出版活動が盛んな某医師の「がんもどき理論」、3位は1型糖尿病の男児がインスリンの投与を中止したために死亡した報道で世間を騒がせた「霊的療法」だったそう。

近藤さん「霊的療法」を抑えて、堂々の準優勝!おめでとうございます!やはり医師も「ニセ」と思ってるんですね。

記事では、患者が「ニセ医学」を受けたいと言った場合、医師としてどう対処すべきなのかについて論じています。「患者の不利益」になるのが明らかであれば、データなどを示しながらそれを伝えるべき、としています。

でも、患者が「受けたい」と言った場合は、すでに思いっきり信じちゃったりしてるし、そもそも出発点が医療不信だったりするので、かなり難しいですよね。先生も大変です。

記事の最後の方に書かれていたコメントに、そうだよねー、と思わず同意。

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有効性が証明できなくても、「プラセボ効果も治療のうちだから」という考え方もある。患者に希望を抱かせることは罪なのか。確かに、その民間医療が標準医療の妨害はせず、侵襲性や副作用を絶対に伴わない方法で、非科学的な嘘をつくことなく、しかもできるだけ費用を抑えてやっているのであれば容認すべきかもしれない。しかし、この条件を満たす民間医療はどれほどあるだろうか。
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そうなんですよね。その条件を満たす民間療法って、まずないですよね。

ちなみにアンケートそのものの解説記事は下記。まだちゃんと読んでいませんが、面白かったらまたネタにしたいと思います。

◆「ニセ医学」と聞いて思い浮かぶのはアレ(連載:医師1000人に聞きました、前編)
(2015年12月17日、日経メディカル)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/1000research/201512/545072.html

◆患者が「ニセ医学」を試したいと言ったら?(連載:医師1000人に聞きました、後編)
(2015年12月18日、日経メディカル)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/1000research/201512/545073.html




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