TS-1+アバスチン療法5クール目の6日目、金曜日の夜に福岡から帰ってから、体調が芳しくありません。

脚を中心に体全体がだるく、何もやる気が起きません。昨日はまったくダメダメでしたが、今日は少しマシになりました。

アバスチンのアレルギー反応との切り分けが難しいのですが、今日からどうやら花粉症が出てきたようです。くしゃみの出方と鼻水の出方が、いつもと違う感じがします。せっかく鼻の下のキズが治まってきたのに、また激しい鼻水攻撃。悲しいです。

今日は夕方からお出かけして、用賀のクランペットでワンコとまったり。カフェでじっと座っている分には全然辛くなく、むしろ自宅にいるより心地いい感じです。
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漢方の先生にダメだと言われた甘いものを早速食べています。「食べる宣言」したとは言え、これじゃいかんですねぇ(笑)。でも、美味しいものは仕方ありません。
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さて、標題の件。2/2のエントリーの、「新薬の保険適用基準見直し」の続報のようなものですが、混合診療拡大の情報です。

現在でも一部の治験では混合診療が認められているようですが、15年度からは治験以外での混合診療の適用を拡大する見込みとのこと。

ただし、代わりの治療法がない患者や重篤な患者に限るなど一定の条件がつく予定。また、指定された治験のレベルの高い15~20の医療機関「臨床研究中核病院」での受診が推奨されるようです。僕が治療を受けている大学病院は、入らない可能性が高そうです。

症状が重く薬の少ない膵臓(すいぞう)がん(死亡数が年間、約3万人)や食道がん(同約1万人)などの抗がん剤から、まずは適用が拡大されるようです。

記事では同時に、高額な抗がん剤の公的保険の適用を16年度をメドに厳しく審査する方針であることにも言及していました。

さて、以上の通り混合診療を認めるのは「代わりの治療法がない患者、または、重篤な患者」。一方で保険の適用基準は厳しくなる。

では、今回の制度で見本としている英国で、保険適用が認められていないアバスチンってどうなんでしょう。ファーストラインで使うくらいなので、「代わりの治療法がない」とは、とても言えません。

いずれにせよ、ただでさえヒーヒー言いながら支払っている医療費。我々がん患者に「金がなければ死んでください」と言わんばかりの新制度は、どうにかして欲しいものです。

◆抗がん剤、保険外の薬使いやすく 混合診療を拡大
(2014年2月22日、日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC2101E_R20C14A2MM8000/