今日は年内最後の外来で、血液検査、診察、化学療法の日でした。TS-1+アバスチン療法の2クール目のスタートです。

新年から出社しようかと考えていたのですが、改めて検討した結果、さらに半年お休みをもらうことにしました。今までは「傷病休暇」という扱いだったのですが、今後は「休職」という形になります。今日、化学療法終了後に会社に寄って上司と話をしてきました。ご理解とご協力をいただき、とてもありがたい限りです。

その後、行きつけの喫茶店で同僚とお茶をしたあと、嫁さんと一緒に先輩のビストロにお邪魔してお食事。相変わらず美味しかったー。いくつかレシピを教えてもらいました。その成果は後ほど・・。

さて、今日の外来の結果を簡単に下記にまとめておきます。

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【血液検査】

◆白血球数は3800と何と基準範囲内。総ビリルビンは1.7と残念ながらちょっと高いです。

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【診察】

◆副作用について
痺れが若干治まってきたことを報告。毎日ある微量の鼻出血はアバスチンの、背中の皮膚斑についてはTS-1の副作用ではないかとのこと。鼻水が継続的に出ることについては不明。特に対処はせず、様子見です。

◆血圧について
安定してきたこと、むしろ低めであること、オルメテックをしばしば自主休薬していることを報告。オルメテックの処方を10mgから5mgに変更し、継続的に飲む形にします。

◆漢方薬
補中益気湯(ほちゅうえっきとう、41番)を追加で処方してもらいました。

◆次回の治療
とりあえず、3週間後の1月7日に設定しました。4週間後ということも少し考えましたが、やはり休薬期間を長くとるのは少し怖い感じがします。

◆その他
TS-1が「美味しい」事を報告しましたが、知らなかったようです。「僕らは飲まないから」って。そりゃそうでしょう(笑)。

◆12月9日のCTの結果
残念ながら腫瘍が「無くなる」ということはありませんでしたが、また縮小していました。SOX療法の無憎悪生存期間(PFS)の中央値は12カ月ですので、それを念頭においたうえで現状を冷静に評価したいと思います。肝臓のCT画像のみUPします。リンパ節(左鎖骨)については、病巣の判別がつかない状況です。リンパ節(傍大動脈)については、な、何と、聞くのを忘れました・・。ま、次回で。

【肝臓A】 9月18日
09A 

【肝臓A】 12月9日
12A  

【肝臓B】 9月18日
09B  

【肝臓B】 12月9日
12B

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【腫瘍マーカー】

腫瘍マーカーの推移は下記。数値的には良好です。

■CEA (上限5.0)
6/17 22.9
7/2 27.5
8/13 16.9
9/24 4.1
11/5  2.0
12/17  2.1

■CA19-9 (上限37.0)
6/17 5.3
7/2 5.5
8/13 6.0
9/24 7.8
11/5  7.4
12/17  8.1

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【化学療法(点滴)】

前回同様、アレルギー止めとアバスチンでたったの45分です。

■今回の点滴
デキサート3.3mg(アレルギー止め)
アバスチン480mg

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【飲み薬】

オルメテックを10mgから5mgに変更。補中益気湯を追加。

■飲み薬
TS-1 25mg / 1日2回2T / 14日
オルメテック 5mg / 1日1回1T / 21日
デカドロン 0.5mg / 1日2回4T / 4日
ミヤBM錠 20mg / 1日3回2T / 21日
※上記の他に漢方。

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【副作用】

今日の副作用は、鼻水、声のかすれです。前回同様、太股の裏に若干疲労感があります。鼻水は完全にアレルギー反応ですね。アバスチン1剤しか投与していないので、すべてアバスチンの影響であることが分かりやすいです。

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【今後】

1月7日:血液検査、診察、化学療法(以降、3W毎予定)
1月10日:がんワクチン2クール目2回目(久留米大学)
3月10日:CT

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