今、つらいですか?貴方に一番力をくれること | 美建楽サロン 加齢不安を華麗に変える習慣

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魅力学®︎研究家の中原晴美がナビゲートします

NY流ウェルビューティコーチHarumiです。

このブログの読者様。弟の品川祐のブログからのご縁の方、また映画「ドロップ」の中で成宮 寛貴さんが演じた「ヒロシ」の姉のモデルになった妹のブログからのご縁の方も多いと思います。


私がアメブロを始めたのも、妹がきっかけでした。ライターで演劇評論家の妹は、ダイエットと、演劇評論のブログを書いていました。

それを、劇中の妹の彼氏役の上地雄輔さんがブログで紹介してくれた事から、妹のブログに沢山読者様が来てくれて、そこから私の所にも来ていただいていると思います。

その妹が一年前、毎日書いているブログをパタリと止めました。

様子がおかしいな? 体調が悪いの? 少しうつっぽい? でも理由がないよ。何もする気にならないの…

そんな様子でしたが、パートナーと仲も良く、「いつものきまぐれかな、また、書き始めるかもね」なんて思っていました。

そのうちに…

妹は、記憶があいまいになり、一日眠っている時間が多くなり、だんだんカラダの運動機能がおちて、とうとう、ほとんど歩けなくなるほどになってしまったのです。

「脳腫瘍」でした。

とても深刻な状態で、家族、兄弟でメールや電話が飛び交いましたが、周りの心配をよそに、本人は状況があまり良く解らないためケロっとして「みんなどうしちゃったの?しっかりね」なんて…


そんな中、お笑い芸人の弟が、家族に宣言

姉ちゃんは、悲しんでない。おれたちが悲しんでちゃだめだ。笑おう、笑わせよう、姉ちゃんを幸せな気分に、いつもしていてあげよう。そうすればきっと奇跡が起きるから

お笑い芸人として、「笑いの持つ力」を、いつも感じている弟のコトバに力強い信念を感じました。

そこからは、家族全員が芸人と化しました。歌ったり、踊ったり、おやじギャグとばしたり、もともとエンターな一家なので、身ぶり手ぶりも交えて、病室はいつも笑いにあふれていました。

若い頃に愛する人との死別を経験した妹は、人とのつながりをとても大切にし、毎年500人に年賀状を送るような人なので、病室も毎日、十数人が訪ずれ、

みなさんも「笑顔で奇跡を起こそう」という気持ちに賛同してくださり、皆さん、笑顔、笑顔、!時には大爆笑も。


本当は、何度泣いたか…、ベッドの中で、病室の外で、家族との電話で…


毎晩妹が元気で笑っている姿をイメージしました。いつも身につけているネックレスにそのイメージを焼きつけ(アンカーをかけるといいます)、触れるたびに何度も何度も、妹が元気に笑ってこちらに走ってくるイメージをしました。

つらい時にも笑えるのは人間だけです。

一番苦しかった時も、クライアントに接するために、家族を支えるために、キレイにして姿勢正して笑顔!。

極上の笑顔を鏡に向かって、なんども練習しました。


ふと思えば、弟も「芸人」として。テレビで笑わせる仕事をしている。母も講演でド派手をうりにした、華やかなトークをしている。他の家族もみんなそうでした。あえてこんな時だからこそ、周りに笑顔をプレゼントしたい。


時には笑顔を演じる事が、自分を奮い立たせてくれる力をくれるのです。


そして、奇跡が起きました。

妹が、記憶を少しづつ取り戻し、文章をかけるようになり、すっかり走れるようにまでなり、一年1ヶ月ぶりにこの記事でブログを再開したのです。

私は、家族と妹を思ってくれた周りのみんなの、祈りと笑顔が奇跡を生んだのだと思っています。


ご心配をおかけした皆さん。ありがとうございました。

いま、もし、貴方が人生で一番辛いと思うのなら…

極上の笑顔を鏡の中の貴方に投げかけてください。

鏡のなかのその人が、貴方に素晴らしい笑顔の力をくれるから。



追記 2012,1,30

妹は2011年5月に脳腫瘍が小脳に転移。2012年1月7日に、静かに自然に美しく、旅立ちました。
応援ありがとうございました。

コチラ旅立ち


免疫学の分野でも笑う事の免疫力アップが証明されています