オーストリアバイオマスの旅も、ここギッシングで終わりを告げる・・・
今思い返すと、けっこう長旅~移動距離も長かったわー・・・
さて、ギッシングは、エネルギー供給施設で復活した
20年くらい前まで過疎化に苦しんでいた小さな町。
今では、バイオマスエネルギーの先進事例として
各国から視察にくるらしい。
日本の企業、大学研究チームなんかもいっぱい来てるそうだ。
日本でもここ数年、バイオマスだのバイオガスだのサステナビリティだの
カーボンオフセットだのと、環境産業活発ですもんね・・・
しかもこんな田舎の主婦がオーストリーにまで
あら、ここのオフィスにもかっくいいお兄さん(手前はボス)ふたり。。。
しかもデカイ、2mくらいあるんでないか・・・
と、余計なことを考えたりしながら。。。ははは
話は戻すけど、自分たちの町でエネルギーをまかなえるということは、
ほんとにすばらしいことだ。
地域熱供給に、電力、そして運送手段までエネルギーの自立って
やればできるんだわ。。。
下川だって、こんなにバイオマスに力を入れてるんだから
できないことはないと思った。
最初から、コストだのなんだのと負の要素並べてたら
なんも先に進まないんだわ。
(エネルギー関係の会社がこんなにー)
ギッシングでは、産業も衰退して、お店屋さんもどんどんと
なくなってきてたんだけど、
エネルギー供給する企業ができ始めてからは、
町で買うエネルギーが安いってことで、工場やお店なんかが
今度は、どんどんでき始めて、
働く場所は増えるし、人口は増えるし、資源の循環もできて
環境にもいいってんだから、こんないいことはないってもんだ。。。
石油でも電気でも、よそから買ってくるってことは
お金を外に出すってことなんだよね。
もし、町内でエネルギーを作れたら、お金は町で循環させられるし
エネルギー供給するためのお仕事も増えて、
(便利さを脱却するってことは、人手もかかるってことなんだわ)
これまで仕事がないから、都会に行ってしまっていた若者たちの
働く場所もできるし、今の原発のことも考えると
ここは真剣に考えてみる時期なんじゃないかなと思った。
私たちのオーストリーの移動には、天然ガスのクルマを使ってたのだ。
ガソリンスタンドにもちゃんと、ガソリン、軽油とあわせて
ガスチャージもできるようになってるんだよね。
次につづく・・・byサト美