5月11日(金)にスタッフで「タイマグラばあちゃん」の
試写上映をした。
そこで、初めてタイマグラばあちゃんに会う。
岩手県早池峰山(はやちねさん)のふもとで暮らす、
おじいさんとばあちゃん。
水が豊かで、山も動物も人も生き生きしている。
淡々とタイマグラの風景とばあちゃんの四季折々の
暮らしを追っているドキュメントなんだけど
2時間という時を感じさせない。
「極楽だあー」
と、お茶を飲みながら、言っていたばあちゃん。
何も楽しいことなんかなかった。
稼ぐばっかりで、百姓だから。
と、満面の笑みで言っていた。
私は、いつになったらあんな笑顔で
「極楽だあー」と言えるのかな。
たぶん、言うときなんかこないかも。
欲しいものが簡単に手に入って
電気も水もあるのが、あたりまえの生活。
これって、本当に欲しいものなのかな・・・
なんだか、とってもいい映画を見たって感じです。
上映には、200人以上のお客さんに来てもらえて
とてもうれしかった。
S子ほかスタッフと、ホッと胸をなでおろす。
なんといっても、長年使われてなかった
公民館の映写機が途中で切れるのでは、
という心配も杞憂に終わる。
これも、I田&K元にわか映写技師の
腕のおかげですね。
技師さんたちは3回映像は見たけど、
声なしだったようです。
まあ、声なしでも大丈夫な映画かも。
だって、なまりがすごくて言ってることが
わからない場面がいっぱいだし。(笑)
ABC局長なんて、知り合いに面白かったかと
聞かれて、
「サスペンスだったよー。
主役がふたりも死ぬんだよねー」
と言ってやったそうだ。
そう、これは娯楽映画ではないので
面白いかといわれれば、人によっては
面白くないかもしれない。
でも、私はタイマグラばあちゃんのおかげで
たくさんのことを考えたり、思ったり、
笑ったりすることができた。
まあ、今回はこの映画というか
タイマグラばあちゃんに会わせたいと
熱い思いをみんなに伝えた
熱血S子に感謝しなければと思っている。
チケットを買ってくれた人、宣伝協力してくれた人、
下川シネマ倶楽部の皆さん、美女軍団のみなさん
本当にありがとうございました。
来月は、「不都合な真実」です・・・byサト美