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『ようこそ』
と、書いてある手作りの
ウエルカムボードの言葉どおり
ふたりが心を込めて、
細かいところにまで
気を配り、お祝いに駆けつけた
人達をおもてなしした
とっても、心があたたまる結婚式だった。

「カンドーした」
の一言だ・・・

ふだんは、悪態をつきあっている
私とS子だが、今日ばかりは
S子の輝くばかりの花嫁姿に涙し、
ふたりのいつも前向きな笑顔に
幸せな気分になり、
少しでもお手伝いできたこと
S子には、本当に感謝している。

森の結婚式 は、
どこまでも続く青空と
新緑の森と
挙式するふたりを
今か今かと、咲き誇っている
一本桜のすばらしい景色の中
執り行われた。

両親、おじいちゃん、おばあちゃん、姉弟、
おじさんおばさん、姪っ子、友人、
そして森の変態たち。。。

みんながみんな、
最高の笑顔だ。

ブーケ&ブートニアの交換

宣誓と署名

白樺樹液でのカンパイ

指輪の交換
これは、桜の木の根元から
新郎の姪の桜子ちゃんが
森の贈り物、木のツルで
作った指輪を届けるリングガール。
なんて、ぴったりな名前なんだ!
とびっくりした。

無事に森林人前式が終わり、
その後は、写真撮影で盛り上がる。
きっと、この日の写真はどれも
素敵な写真に仕上がってるだろう。

さらにうれしかったのは、
この一本桜の持ち主のMさんご夫婦が
お祝いに駆けつけてくれたことだ。

なんと、Mばあちゃんはお赤飯を
シソの葉でくるんでオニギリにして、
赤く漬けたスモモを差し入れてくれた。
みんなで食べた。
なんか、今まで食べたことがないくらい
おいしいお赤飯だった。

Mおじいちゃんに話を聞いたら、
この一本桜は、80歳くらいになるそうだ。
「ワシが子どもの時に、一生懸命根をつけて
育てたんだ。ワシと同じ位の年じゃ。はっはっは」
そして、牧草地に入ってすみませんと言ったら
「ふだんなら、許されんことだが
結婚式をここでやってくれるんだから
いいんじゃ、いいんじゃ」と。

ばあちゃんも
「この桜の木も、こんなたくさんの人に
見てもらえて、喜んでおるわ」と。

なんだか、みんながあったかい気持ちになった。
人のつながりって、ほんとにいいなあ。
SGくんとS子のおかげだ。

この日は、楓ちゃんともご対面できて、
思ってたとおり、めんこくて、抱っこしたら
ちっちゃくて、あったかかった。。。。

それにしても、ベビーカーを押して
産後一ヶ月の体で、山をあがってきた
Tママには、感心してしまった。
相変わらず、どうってことないような顔で
自然にそこにいたって感じで。。。

バスターミナルのパーティーも
とても良かった。

席次にひとりひとりの名前の上に
ふたりとの関係が書いてあったり、
一枚、一枚、手描きのメッセージが
あったり、お返しものは下川の奥蝦夷白雪と
トマトジュースの紅白セット。
しかも、簡易包装にしてコットンのエコバッグに
入れてある。(森の生活のオリジナル)

お箸は、下川製箸の特注品。
ウエディングケーキは
美花夢の志穂ちゃんの汗と涙の傑作だ。
志穂ちゃんは、このケーキ作りに徹夜で
精魂使い果たし、ボロボロになって会場に
やってきた。見事な三段ケーキだった。

お料理は、食を大事にするS子ちゃんらしく
地元産、道内産の食材を生かしたお料理。
フランス料理シェフ、古屋さんの食材を
生かしたお料理はとてもおいしかった。
これも、一人で作ってるから
170人分は、さぞかし大変だったろう。

パーティーでは、ドレス色あてクイズがあったり
新郎のバド部の盛り上げ隊のパフォーマンスありの、
二人とのテーブル撮影会ありーの、
楽しいひとときであった。

残念ながら、二次会へ行く元気を使い果たし
失礼させてもらったが、幸せな気分で
ほどよい、ほろ酔い加減で家路についた。

そーはならんべ父さんのこととか
いっぱい書きたいことあるけど、
またの機会に。。。
だけど、結びの乾杯の大役を仰せつかった
Nケンのキンチョーぶりが、すごくて
Nケンでもキンチョーすることあるんだと
新しい発見だった。。。。by サト美