Haru 中学生 20 発達検査と診断 | 寄り道していこう。

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旧ブログ名・私と子どもと遥かな明日

Haru(長男)の中学時代の話、前回に続き「適応教室」に行くようになった話を書くはずでしたが・・


中2の夏休みに受けた病院での発達検査の事を書き忘れてました!


時系列的には・・・


 ケガ→体調不良→いろいろ治療→神経内科へ→スクールカウンセリングを並行→神経内科で発達検査と診断→適応教室へ通い始める


という順番なので、診断の話を書いてから適応教室の話を出すべきが、うっかり反対にしちゃいました。


診断があってこそ、無理に中学へ戻ることをやめて新しい道をさがしたという部分もあるので、やっぱり検査と診断の経緯を先に書いておこうと思います。



その頃は(中2の夏)スクールカウンセラーの先生との週1のカウンセリング(という名のオセロ対戦)がメインになってましたが、1年生から通っていた神経内科の思春期外来にもまだお世話になっていました。


その頃は本人の希望でほとんど飲んでいなかったのですが、一応安心のためにお薬を出してもらうために行っているという感じでしたが・・登校刺激を与えたことで逆に身体症状がひどくなったことがあってからは、ドクターからは特に学校や生活に関するアドバイスはなくなっていました。


思春期外来で受けた行動療法の記事はコチラ→Haru 中学生 13 行動療法①  

                              Haru 中学生 14 行動療法 ②   


そのかわり、親(私)の方に小さな頃のことなどを詳しく聞かれることが何回かあり、その後ドクターから「不登校の根っこに何らかの障害がある可能性があるような気がするんですが、検査をしてみますか?」と聞かれました。


以前書いたように、小学校の時に支援センターに通った経験もあったので、私としてはショックというよりも「やっぱり・・」という思いが大きかったかな・・・


検査は、先日妹のRuruが受けたのと同じWISCⅢでした(小学生の時Haruが受けたのも同じものだったはず)


検査をする理由についてはドクターの方から説明してもらいましたが、Haruは特に何も聞かず、受け入れた様子でした。


次の受診日に、私だけ呼ばれ検査の結果を聞きました。


以下、私が覚えているドクターの話です


「検査の結果とこれまでの診察から推測すると、「アスペルガー症候群」などの高機能自閉症の可能性が高いと思います。

今まで、学校や日常生活で困難が少なかったのは知的能力がかなり高いためだと思われます。

経験から学ぶことがほとんど出来ていないと思うので、すべてのことを頭でマニュアル化して覚えて生活をしているんだと思いますね。

成長とともに頭脳だけではカバーしきれなくなってきた部分がふえてきて、パンクしてしまったんでしょうね。」


そう言われてみると色々と思い当たることがありました。


そして、理由もわからずにきっとみんなもそうやって生きているのだと思い、体を壊すまで弱音を吐くこともなく頑張ってきたHaruのことを思い、涙が出ました。


どうして気がついてあげれなかったんだろう・・・



後悔の気持ちや不安でいっぱいになりながら、ドクターに「今後どんなことに気をつけていったらいいですか?」と聞くと・・


「とりあえず、自閉症の勉強をしてみてください。で、診察は今後どうしますか?」という答えでした。


・・診断まではするけど後は勝手にがんばってねΣ(゚д゚;) と言われた感じでした・・・・



そういえば、行動療法が上手くいかなかったときも、お薬が合わないと言った時もこのドクターはそんな感じの対応だったなあ・・と思うとだんだん怒りがわいてきて・・・


結局、その日を最後に思春期外来に通うことはやめて、スクールカウンセラーの先生に今後のことは相談をすることに決めました。


診断名をカウンセラーの先生に話すと、「一緒に勉強してきましょう」と言われ少し心が軽くなりました。


「勉強してください」と「勉強していきましょう」って似てるけど違いますよね・・・・



その後、徐々に元気になってきたHaruは適応教室に通うことになるのですが・・・


この時点ではHaruに診断名は伏せていました。


不登校になって以来、Haruの心は自分への否定でいっぱいでした。


診断名を告げることで、さらに自己を否定してしまうんじゃないか・・と思うと怖くて言えませんでした。


結局、Haruに話をしたのは、それから1年後、高校受験を考えるようになってからでした。



次は、今度こそ「適応教室」の話を書きますね (^▽^;)