ミニショップの廃止(1) -新聞記事にはなったけど... | はるぶーのマンションヲタクな日々

はるぶーのマンションヲタクな日々

マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

 うちのマンションには竣工時にはアスクって会社のやっている
ミニショップってのがあって、せっせとパンを焼いていたんだけど
あまりにも管理組合に負担を強いる施設だったので1年半で有人店舗
としては廃止されている。 この経緯でもシリーズで書いていって、
マンションにおける共用施設考でも。
  
 そっくりな状況のマンションが最近日経新聞で紹介されてたな(笑)
そこにでている人はマンションヲタクでこの手の取材って、雑誌
とか新聞で何回か受けたことがあるけど、短い記事のなかでは記者が
何を書きたいかというのがまずあって、それに沿って記事が作成
されるから、どうも記事の内容には納得していないらしい。
(まぁしょうがないけどねぇ...)
 
 その人からのまた聞きだけど新聞記事にはわざわざその部分の議案書と
趣旨説明部分まで渡して、廃止したのはパンも焼いているミニショップであって、
ベーカリーではないといったのに最後に記事になるまで直ってなかったとか。
 
 取材に話したのと違ってるとこ、同じとこ:
 
● 廃止されたのは、”ベーカリー”ではなくて、”ミニショップ”
  パンだけ売っていたわけではない。
 
● 年1千万は管理費収入の1割近いというのもちょっと誇張があって
  実際には年900万円のカットで、管理費+駐車場など一般会計収入
  の7%
 
● 「計算すると牛乳1本に300円を払っているに等しい」と
  私じゃなかった、当該理事長が『説得して回った』決めゼリフは、
  記者の人もまさかそこまで経済合理性のないことはしないだろう
  で錯覚するけど、議案書の表現とおりに書き写すと
   『牛乳1本を買う客にも、管理組合が1回あたり300円の補助を
  行っていることになる』 が正しい。
   正確には1Lパックが組合持ち出しを含むと500円だったわけ。といって、
  牛乳が原価割れでは?ってほどに安かったわけでもなくて、コンビニ
  よりは安いけど、スーパーのセールよりは高かった。
 
 # 私の知り合いの理事長からの情報だと、まぁ都心タワーの
  ラウンジでも同じようなサービスが結構導入されていて、
  同じように計算すると、一杯1000円のコーヒーになってるとこも
  実際に現存している。(まぁ差別化のポイントだとやめにくいかな)

 
● ”廃止したマンション内ベーカリーには現在、自販機が置かれている”
  と書いてあると、なんか廃墟になるのを防ぐために自販機が
  その後仕方なしに導入されたみたいで、ここが一番気に入らないと
  もともと、ミニショップの果たしていた、物販・対面サービス・
  宅配便預かりなどの全機能を、管理事務室カウンターへの管理員
  常時滞在+自販機型コンビニへの置き換えで達成しようというのが
  議案内で当初から提案されていて、実際にお店が追い出されてから
  自販機に入れ替えるまで10日しかかかってないし。
 
● また記事のとおりだと、現在住民はマンション内で”焼きたてパン”
  は買えないと錯覚されそうだが、実際いは週に2日だけだけど、
  巡回のパン屋さんがやってきてパンは買えている。

  長蛇の列なので、実際の売上は、30分づつ週に2回しかこない
  今のパン屋さんのほうが、毎日ずーっと売っていたもとのミニショップ
  と対して変わらないと思われる。
  
● 結局言ったとおりに正確に書かれたのは、
  「住人はホテルのような生活にあこがれる面があるが、
   初期の管理費の設定ではとても維持できない」
  というセリフだけ。
まぁ 『”ホテル並み”の虚実をあばく』
  がテーマでの取材で、廃止例が欲しかったんだろうなぁと思って
  これは狙って発言したから、ある意味相手の要望とおり。
 
 微妙に記事の書き方だと、うちのマンションの場合にどう理事会が
考えて、どうして有人店舗は廃止したのかが伝わらないからブログに
書く事にしましょう。
 
 ってことで、デベ・ゼネコン編と並行して、ミニショップが廃止される
までの経緯についてシリーズで書いていきます。
 次回は、アスクという会社との間で、管理組合が結んでいた
、江戸時代の日本と諸外国の間の”不平等条約”よりも割が悪い
契約の内容について。

 
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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