マンションは毎年坪4万資産価値が下がる?(1) | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

 なんかまた新しいシリーズになっていますが、私飽きっぽいから
シリーズものも連続ではなかなか書けない。まぁここのところ管理ネタ
を離れて住まいサーフィン関連が多いからご容赦を。
(あんまり関連なさそうに見えるけど、私の頭の中ではつながっている)
 
 4/10のAERAで、アロラクターズラボの沖さんが、
『大抵の新築マンションは立地や分譲坪単価にかかわらず
毎年坪4万円値下がりするとの法則』を書いています。

 
 主張は、住まいサーフィンの会員の人なら読める
(会員でなくても読めるのかな。。。よーわからん)
こちらのページにでています。
https://www.sumai-surfin.com/member/wmbbs/wmbbs.php?p=3&b=40&o=273
https://www.sumai-surfin.com/member/wmbbs/wmbbs.php?p=3&b=40&o=274
 
 一方で、Twitter の @tokyo_kantei の”中の人”の中山さんはこれが
非常にお気にめさないようで、なんどもそんないい加減なことをいわれても
困るとか、呟きにもでてきます。

 ↓
http://twilog.org/tweets.cgi?id=tokyo_kantei&word=4%E4%B8%87
 (Twitter やっている人は twilog にlog 残してくれるとこんな時便利)
 
 さてどっちが正しいかというと、見ているスケールというかざっくり
感の差で、私はどちらも正しいと思ってます。

 
 沖さんのは、”立地によらず”値下がり傾向は年坪4万だということで
disclaimer のセリづで”大抵”のとありますから、主張は全マンションに
例外なくあてはまるというよりは、相関をみてみたらそうだというもの
でしょう。
 
 これを検証するために、中古マンションの”成約価格”の様子を
調べられるサイト”レインズ”の一般向けのページ
 http://www.contract.reins.or.jp/
から、坪単価の異なる地区の、築年数別の成約価格を拾ってみましょう。
(このサイトは、”中古マンションの売り方編でもご紹介しました)
 
(1)坪300万はするでしょって、都心5区
   (千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)
(2)まぁ坪200万前後中心かなってんで、23区東部
    (墨田区、江東区、足立区、葛飾区、江戸川区)
(3)もちょっと安い郊外の坪150万級の例として
   千葉県西部北エリア
   (松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市、印西市、
      白井市、印旛郡栄町)
での直近の”成約例”を、築年数別に並べてみたのが以下の3枚。

(1) 都心

  

(2)23区東部

 

(3) 千葉西部北

 
 

 私の住んでいる(2)のエリアでいうと、足立区も江東区も一緒だし
駅直近のも、バス便も一緒くたですけどもまぁ傾向を見るということには
十分でしょう。もっと選択を厳しくしていくとより狭い範囲にちゃんと
集まります。
 
 ファミリー用の広さに絞ったもので、縦軸は坪単価ではなく1㎡
あたりのレインズ登録の”成約価格”です。 坪単価に直すには、
0.3025で割ることになりますから、沖さんの主張は、ざっと20年
たてば、4*20*0.3025 = 24万/平米 成約価格が下がる線の上に
全部乗っかっていればOKということになりますが、
実際に見てみるとまぁそうなりますね。

 
 都心編は色分けしてありますが、これはこのあと中山さんのほうの
そんないいかげんな。。。という検証のため。
 
 もうそろそろ長いし、明日というかk今日はマンションの理事会オフ
で、お泊りのみなんで(15マンション6730戸の理事19人で
お勉強会)その(2)に続く。これ4-5回いっちゃいそうだな。

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