もう５年ほど前でしょうか、ソウルで半日暇になって、大学のスタッフ
が、半日観光に連れていったやろうか？といったので、
（日本にきたときにドライブして日光に連れていっていたののお返し）
悩むことなく（？）観光はぶっちして、新築マンションのモデルルームに
連れていってもらいました。
その人はモデルルームは初体験とかで
『お前ソウルでモデルルーム見て何が面白いんだ？？』
とか聞かれましたけれども、通訳がいないとちょっと無理だよねぇ。
なんでそんな話になるかというと今韓国にいるから。インチョン空港から
バスで、２時間半ほどかかる”大田”ってとこで、万博跡地の会議場で今日の
昼まで缶詰になってました。今はホテル。（韓国の東横インは、中の灯りまで
日本と全く同じで、全く同じ場所にネットワークケーブルが生えてるな。
韓国のほうが物価が安いので会員になるなら韓国でなるほうが1000円ほど得）
mansionを辞書で引くと”大邸宅”の意味。ホーンテッドマンションって
どこがマンションやねんとか思っていたら、実は日本でいうマンションを
”mansion”と読んでいる国って他にはないんですね。
英語では "condominium" 韓国では"アパート”
(韓国人の発音ではアパトゥって聞こえます：コーヒー
がコピと同じで長く伸ばす発音はしないのでしょう)
って呼んでいるはずです。
韓国はソウルばかりもう30回はいっているでしょうか。おかげで所属学会の
日韓交流の係をおおせつかってしまいました。 ソウル行きの飛行機に乗って、
インチョン空港におりると、ずっと走ってくる道沿いに日本なら絶対に
超高層認定の要りそうな背の高い20階超ってのがずらーっと並んでいるのは
ご存知（？）かも。 東京でどこに一番近いかといったら光が丘ではないかな。
中に入ったことある人はそう多くないのではないでしょうか。
私はよくいくソウル大の先生とか、学生とかにおよばれして、何回か中に
入ったことがあります。 以下ずっとある話は、漢江の南側（カンナム）の
新興住宅地区の話しで、多分ソウル市全体の平均よりはかなり
不動産価格高めの地区のはず。
（不思議と世界の首都は、中心より南側が北側より地下が高いとこが多い
気がしますね。東京もまぁそう）
中はいると、第一印象、梁がなくって実にいいなぁと... まぁ韓国は地震の
殆どない国ですから、耐震・制振・免振どれもずばり不要。
どかっとおおらか～に板状の25-30階超級を普通に立ててしまいます。
建物の鉄筋組んでいるのみて、こんなに柱間隔とって大丈夫なのかぁ？と。
どうみても10m以上柱と柱が空いているとかとか日本では見たことないよう
なのがざくざくある。必然的に、超ワイドスパン。
日本のタワーマンションみたいに鰻の寝床みたいな部屋作って無理やり
居室全部を、開口部に接面させる必要はないわけですね。
日本は地震があるせいで随分損をしているなぁ...
韓国も”坪単価”で相場を測るのは日本と全く同じです
(韓国人に東京のマンションって3.3㎡あたりいくらと良く聞かれるんで
間違いない）
5-6年前にマンションのモデルルームに行った時には、
"30坪タイプ”とか”35坪タイプ”とか、部屋の名前が "30A" とか
なります。これ日本だと、部屋タイプ分類は、10㎡で四捨五入か
（割と２流以下のデベ）/切り捨て（三井・三菱なんかはこっちが
多いですね）した専有面積が部屋の名前になるのと同じで、ソウルでは
専有面積が ”何坪”あるかで部屋タイプを分類していた。
0.3025坪≡1㎡とする(逆に1坪はきりのいい㎡数では書けなくて
3.305785...とかなる）のも日本と同じというか、まぁ過去の占領時代の
名残でしょう。（中国からの名残かな。。。でも 0,3025倍の定義は、
確か明治時代に日本で決めているはず）
韓国人からみたら、あんまり気分のいいものでもない筈なので、
実際その後、不動産表記を尺貫法で書くのは禁止ってことになっている
ので、まぁ新聞なんかじゃ3.3㎡あたり1500万ウォンなんて表記に
なっているようです。
もうそろそろ、メシの時間なので続く～
韓国のマンションの仕様とか、特徴とかが次回。
（好きだね...しかし外国なんかと比べると見えてくるものも多いとは
思ってます。いいとこはマネして、悪いとこはマネしなければよいだけ)
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