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2005年大薮春彦賞などに輝いた雫井脩介の同名ベストセラー小説の映像化。監督は瀧本智行。

主演は豊川悦司。


あらすじ 

川崎で起きた連続児童殺害事件で“BADMAN”と名乗りテレビに脅迫状を送りつけた犯人が、3件目の犯行後、こつ然と姿を消してしまう。捜査に行き詰った警察は捜査責任者の巻島(豊川悦司)をテレビに出演させ、犯人に直接語りかける“劇場型捜査”を決断するが、犯人を挑発する巻島の発言に報道は加熱し、日本中が混乱に陥る。





淡々とした映画です。すっごく盛り上がるという場面はないです。

誰が犯人なんだ!?という犯人探しの話ではなかった。(と思う)

豊川悦司演じる巻島の人間ドラマというか、心の葛藤や傷から

どう立ち向かっていったか、という映画かな。


人間ドラマとしてとても面白かったです。

暗いテーマだし、嫌な気分になるけど、スッキリしない結末の映画が多い中、

割とスッキリします。



豊川悦司はドラマ「愛してると言ってくれ」の時から

かっこよくって大好きだったんだけど、豊川悦司より

注目の人が!!(かっこいいという意味ではなくて)




刑事総務課長の植草!!

小澤征悦が演じてるんだけど、めちゃくちゃウケるー

この配役素晴らしすぎ。


豊川悦司は髪も長くて、ワイルドでカッコイイのに、

植草はカッチリ七三分けで、すっごいもっさりしてるの。

エリートでボンボンの役なんだけど、小澤征悦ピッタリ!


しかも振られた相手に情報をリークして体の関係を迫るという、

どうしようもない男・・・(それしか武器がないらしい・・・)

あの七三のもっさり感で手を握られたら絶叫だわ・・・


最後はその男が面白い事になって、その後植草が

どうしたのか、どうなったのかが、映画の結末よりも

気になって気になって、植草のスピンオフ映画が

出来ないかと期待してます。(出来ないだろうけど。)


深夜で10分くらいでもいいからドラマになってくれないかな(笑




そして、大好きな石橋凌さんドキドキ

小学生くらいの時見てた、今井美樹と一緒に出てたドラマ

「あしたがあるから」で大好きになりました。


俳優だと思ってたけど、元々は歌手だそうで。

歌ってるとこ見たことありません。



石橋凌さん演じる本部長の曾根はとにかく

イヤミしか言わない。

多分イヤミだけで給料をもらってると思う。


大好きなのに、あんだけイヤミ言ってると

映画なのに腹たってきました(笑


でも最後面白い事になるのでスッキリー音譜

その後どうなったのか、植草のスピンオフで

是非描いて欲しい。



石橋凌さん、51歳だそうで!!

若く見えるー。今も渋くて、かっこいいラブラブ




ただ、巻島がテレビで犯人を挑発するような事を

言うのだけど、そうすると巻島自身の子供が

狙われるかもしれない、っていうのは誰もが考えるところ。


実際テレビキャスターの女性が犯人を激しく非難したところ、

犯人から脅迫状が届きました。


なので巻島の子供に警護なり、保護するなり、何かしてないと

不自然だな、と感じました。

あまりにも自分の家族を心配しなさすぎ。


そこが気になったくらいかな。


原作は読んでないけど、面白いので是非見てみてくださーいチョキ