第56回NHK杯 男子体操 | 熟女猫の毛深い手の上で

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東京体育館(千駄ヶ谷)で行われた体操の第56回NHK杯、5月21日の男子の部を見てきました。

体操を見るのは去年(→超人達を見てきた)に引き続き2度目。

 

ハードルをあげました(見る側の)。

去年は種目別だったので、演技者1名に注目すればOKでしたが、今回は個人総合を争うので男子の場合は、一度に6人が6種目を演技します。

 

 

あちらこちらに、日常生活では目にする事のない変態的な動きをする人達がいるわけです。

カオス。。。

 

 

えらいこっちゃパンダ蒼白

心の準備(こっちの)ができないまま、試合開始。

基本、上手い人が集まっている1班を中心に見れば間違いないと思っていたのですが、こちらも何の備えもなしに乗り込んだわけではないっDASH!

 

事前の情報収集で、先着300名で特別解説サービスがあるのを知っていたので、無事ゲットし、貸与されたレシーバーから聞こえてくる解説を頼りに、よっしゃカモーンぐらいな気分でいたら、ものすごいものがあせる

 

 

1班は床から演技開始だったのですが、白井選手の演技がすごかった。

右往左往しながらようやくレストランに辿りついて、メニューを見ていたらいきなりステーキをどーんとテーブルに置かれた感じです。

 

 

会場全ての視線を集め、大歓声・拍手をもらっていました。それに値するゴージャスな演技でした。

 

1~5班は4月に行われた大会での個人総合順の班分けでしたが、6班は種目に秀でた人がいるチームのようで、同じメンバーが全ての種目をするのではなく、各種目ごとスペシャリストが出てきていました。解説氏のおかげで、見るべき選手と技が分かったのは本当に助かりました。

 

鉄棒の齋藤選手もその一人でしたが、大技で落下(><)。再開後も片手での車輪になったり、着地前に手が滑ったのかスライディングのようにマットに落ちて行ったのでヒヤヒヤしました。体操は怪我と隣り合わせですね。

 

 

普段は正面からの映像が多い吊り輪とあん馬ですが、横から見る位置の席でした。吊り輪の支柱との対比で、倒立時のラインのまっすぐさ加減が分かり面白かったです。あん馬も人によって旋回するときの腰の高さと、つま先までのラインの美しさが違うのが分かりやすかったです。田中選手と内村選手の体のラインの美しさが素晴らしかった!

 

 

田中選手の吊り輪で伸身で回る時があり、ゆるやかな横倒しのS字になっていて、その美しさが印象に残りました。

 

 

解説氏の案内で見ていた野々村選手の平行棒も、全身を思いのままにコントロールしているさまが目を引きました。

 

 

谷川選手の跳馬の2本目がものすごく高く、前にぐるぐる回る技でしたので、迫力がありました。

 

 

演技が終盤になると優勝争いが気になりますが、点差については現地にいるよりTVのほうが分かりやすいです。会場の大型ビジョンに総合点の順位が更新されつつ表示されますが、各種目の点数は、器具のそばにある小さな映像でしか分からず、遠い場所にあると見えません。これも大型ビジョンに表示してくれるといいのに。仮にあったとしても、常に点数をメモっておかないと、1班の最終種目時、白井選手が演技終了した後、内村選手が何点以上なら優勝というのを把握するのは難しそうあせる

 

 

逆に言えば、そういうことを気にせず演技を見ることができるのが現地観戦の醍醐味なのかな?!

 

 

優勝争いが接戦なのは把握しつつむかえた内村選手の鉄棒の演技は、それはそれは雄大で、技が決まるたびに思わず声がでてしまうもの。

6人の選手が演技を披露しているなか、会場全ての視線を一身に集め、会場を一体化させた演技は、さすがでした。

 

気の毒だったのは平行棒の最終演技者。平行棒は器具調整で時間がかかるためか、いつも最後の演技者が一人で演技している状態になっていました。

内村選手の演技が終わり、会場では平行棒の最終演技者のみが演技をしていましたが、演技中に内村選手の点数が出たのでそちらに注目がいってしまいました。平行棒の選手の演技終了後に点数表示する配慮があってもいいのかなと素人なので思いましたが、6種目やっていると他の演技者への拍手や掛け声もいろんなタイミングであるので、色々な音や状況に対応する能力も求められるのでしょうね。

 

 

 

今回の席は、出ている選手が所属する大学等の応援団のそばでした。野太い声援と拍手に妙な一体感があり、楽しかったキラン 日体大応援席の近くだったので、試合終了後、会場の内村選手が挨拶にいらしていたとき、便乗して手を振れたのも嬉しかったでするんるん素敵な演技を見ると感謝を伝えたくなりますね。

 

観戦のサポートをしてくれた解説氏にも感謝です。

ただ、できましたら会場のアナウンスが流れているときはしゃべらないで頂けるとありがたいです。両方を聞き逃したくないので、アナウンスが終わってからお聞かせください。

 

イヤホンを片耳につけるので、自分の話す音量が分かりにくいのと解説に聞き入っていることもあり、一緒に観戦している人と感想を話す機会は減ってしまうけれど、解説があったほうが観戦しやすかったので、有料になっても構わないのでぜひ続けて頂きたい!

 

それがあれば、全日本体操競技選手権(女子4、男子6名、計10名が同時に演技するらしい)にチャレンジできるかもしれないDASH!

 

 

解説サービスをゲットするため、開場時間からほどないときに到着しましたが、すごい人の列でした!ほぼ満席で、去年より女子率が高かったような気がしました。五輪後に人気が加速したようですね(*^_^*)

 

大勢の選手の演技を拝見させて頂きましたが、手首や足首等にテーピングを巻いている方が多く、競技の苛酷さを感じました。

 

 

怪我をするような技をし、治った後再度その技にトライするのは、どんなにか恐怖心が伴うことでしょう。日々の練習の成果を披露して頂きありがとうございました。どうか大けがなさることなく、今後も思い描く演技ができますように!