今晩は、ツナ★です。
仮面ライダーシリーズも最近作になると、何だか分からなくなって来ました。
僕がリアルタイムで観ていた頃の仮面ライダーは、怪奇色が強い暗いドラマが特徴的なヒーロー物でした。
円谷プロのウルトラマンやウルトラセブンに対抗して作られたヒーローでした。
ただ今の仮面ライダーフォーゼは、明るい学園物になり、改造人間という悲劇性が無く、また昆虫のモチーフが多い有機的なデザインから、キョーダインをオマージュとした、無機質的なデザインへと変わりました。
敵のインパクトも薄く、やはり怪奇色は無く、無機質的な雰囲気になりました。
やはり、時代が違うのかな?
暗い物語ではウケないからなのでしょうか?
敵と戦う意味に重みが無いみたいに思います。
面白いかそうでないかではなく、仮面ライダーか仮面ライダーではないかと言う点では、仮面ライダーではないと言いたいですね。
やはり、主人公が改造され、ヒーローになってしまうという悲劇性が、戦う事に意味を持たせていた様に思います。
敵の怪人も実は改造されているという事が、悲劇性をもたらし、悲劇のヒーローが悲劇の悪役と戦う。
その図式こそが、仮面ライダーではないかと思います。
戦うという事には常に悲劇が付きまとうという事、勝ってもただ嬉しがれない悲劇性。
そこに意味があると思います。
もう一度、思い出して欲しいですね。