ここ数日ワイドショーを賑わせている、ホラッチョ・コメンテーターの件を見ていて思ったこと。
なぜ、世間が胡散臭さを感じながらも、彼に騙されてしまっていたのかってことなんだけども。
やっぱり、あの声だよね~。
あの声が、妙な説得力を持たせちゃうからだよね~。
この「声が説得力を持たせちゃう」てことが、歌い手的にも大変勉強になることでして…。
もちろん彼がやったことは完全NGなんだけど。
昔、ある女性モデルさんが初めてドラマに出演していた時、演技力も微妙だったんだけど、とにかく発声が悪すぎてとても見ていられないなと思った記憶がありまして。
声がお腹から出ていないもんだから、何も伝わってこない。
私の心地良く感じる部分にスッと入ってくれないもんだから、聞いていて違和感しかない。
当然、セリフに説得力も感情も乗らないから、表情がつかず結果ダイコンになっていた。
本人のヤル気もそんなに感じられなかった気がしたので、やらされてる感満載だったのかもだけど。
でも、この時に私は、発声てやっぱりこんなにも重要なんだなぁ~と改めて思ったわけ。
ホラッチョさん、あの素晴らしい声を、もっとまともに使ったら良かったのにねぇ。
あの声があったらなぁと思っている人、世の中にはいっぱい居るはず。
充分に周りから羨ましがられるものを持っていたのに、自分では自分のことって見えないものですね。