個人鑑定始めました
メニューはこちらタロットに限らずどの占術でもセッションでも一緒ですが、クライアントさんの思考を奪う、支配するセッションは本当に気をつけなければいけないなと常々思っています。
最終的にはクライアントさん自身がどうしたいか、どうありたいかという所に行き着いて欲しいと思って僕はセッションに望んでいます。
そこで必要なのは鑑定士がいかにクリアであるか、という事に尽きると思います。
クリアでないとどういう事が起きるかというと、例えば強く常識に縛られていると、その枠にクライアントさんをはめこんでいこうとしたり、自分が消化し切れていないテーマのセッションだった時に反応し過ぎて自分の思考、想いが入り込み過ぎてしまったりと、結果的に主観が入り込み過ぎて偏ったセッションにしかならないでしょう。
そうするとカードだって必ず読み間違います。
例えば未来の位置にこのカードが出たとします。
独りあること、というカードです。
簡単にいうと、孤独を感じながらも自分が選んだ、信じた道へ行く、というカードです。
カードは良い悪いではないですが、少なからずポジティブ、ネガティヴな状況が描かれています。
で、僕的にはポジティブ、ネガティヴがある中でこのカードはより中庸なカードだと思うんですよね。
中庸故に判断が難しい、とも言えるかもしれません。
もし「孤独」というワードに酷く反応してしまったら孤独になるからやめといたほうがいい、というセッションになるし、自分が選んだ、信じた道をいける、という事を凄く良いと捉えているならやっていきましょう、というセッションになるし。
で、ここで重要なのは最終はクライアントさんが決める事、という事から外れない事です。
クリアになっていない部分があると自分でも知らず知らずの内に自分の枠に寄った言葉を使って誘導してしまうからです。
このカードでは、孤独になってまで自分の道を行きたくない、孤独でもいいから自分の道を行きたい、と選択するのはクライアントさん自身ですよね。
なので、たまに考える隙間もなく一目瞭然でハッキリと答えを出してしまうスプレッドなんかを見ますが、僕はあんまり好きじゃありません笑
だってそういうスプレッドだったらわざわざカードなんか使わなくってもコイントスで表か裏か出せばいい話しだと思うからです。
後、これはセッションする側としてどうなの、と思う方もいるかもですが、僕は日常的に自分でカードを良く引きますが、引く前に思ってたようなカードが出なかったら、普通に無視をして自分の思った選択をする事は良くあります。
占い師なのにカードの結果を無視するの、と言われそうですが、それでいいんです。
自分自身にしないからこそクライアントさんにこうしなかったでしょ、あれしなかったんでしょ、とも思いません。
僕の中ではカードや占いはあくまで自分を知るツールです。
そのカードを引いて、肯定的なカードが出て感じた事、否定的なカードが出て感じた事、その感じた事知る、というだけで十分だからです。
勿論カードを引いてそれを受けて気付きがあって引く前とは違う選択をする事もあります。
スピリチュアルでは物事は在るだけ、だからジャッジをしない、というのは基本ですが。
カードだってその物事を表しているに過ぎないので、ジャッジが入るといくらカードの勉強をしてキーワードを押さえたりカードの意味を覚えて
も必ず読み間違う、と思います。
カードの机上での勉強も大事だけど、こまめにカードを引いてその世界観を体験していく、という地道な事が一番カードへの理解が深まると思っています。
思考を奪うセッションは依存にも繋がるし、心に止めておきたい事だと思っています。