蓮田市総合文化会館建設。15億円という予算が なぜ23億円にふくれあがったのか? | 働くママ(SOHO編)

蓮田市総合文化会館建設。15億円という予算が なぜ23億円にふくれあがったのか?

昨日は蓮田市の臨時定例会を傍聴してきました。
たった1人。寂しい。
でも、その様子を確認できてよかったよ!
下記に、総合文化会館の補正予算に関する討論の様子を報告します。





流れとしては、、
平成27年度の完成を目指している総合文化会館。
当初の資金は15億円でしたが、しかし、
入札が予定価格に達せず、今回の臨時定例会で、
23億7544万9千円の補正予算案が
承認されました。




東日本大震災の復興やオリンピック招致に向けて
建設資材や人件費が高騰しています。
そのため、今現在、多くの自治体では、
同様の大型公共施設の建設が見直され、
凍結、あるいは、オリンピック後に延期という
対応がなされているようです。


時代に即した対応ができるというのは、
正しく行政が機能している証と感じます。


昨日の臨時定例会では、湯谷議員が上記のような現状をもとに、
・総合文化会館建設にむけての入札数
・補正価格の根拠
・資材単価の比較や変動率
・更なる増額があり得るのか


といった確認を求め、

・延期を提案し
・なぜ条件悪化した今も建設を急ぐのか


という質問をしました。


それに対して、蓮田市は毎度おなじみの
「長年の悲願」という言葉で返しました。

「文化会館の早期開設は、
 将来をになう子ども達のために必要なこと」



蓮田市のお母さん達! お父さん達!
おじいさん! おばあさん!
おじょうさん! むすこさん!

長年の悲願がもうすぐ叶いますね。
嬉しいですね。



将来をになう子供達!
音楽ホールとそれに伴って訪れるであろう
蓮田の発展に期待できますね。
楽しみは増えるのかな?







税金うんぬんの問題ではないのかもしれない。
私たちは、蓮田市議会の様子をよく知らない。
何が行われているか、私たちの利益や幸せが何に依存するのか
しっかりと把握する機会が与えられていない。


市議会の会場には、2つのカメラが設置されています。
これが有効に使われず、機能をはたすこともなく放置されているのは、
見られては困るといった原因が大きいのではないでしょうか。


残念だけど。
総合文化会館に対する問題提起の声は、
今年の始めに消滅しかけています。
署名で集めたほぼ1万人の関心層の声や意思は、雲散霧消。
蓮田市の人口約6万人に対し1万人ということは、
なんと、蓮田市民の6人に1人が、
突然の総合文化会館建設計画に違和感を覚え、
行動したのです。




反対討論は湯谷議員1人。
「賛成討論がいないじゃないか~」という声に対して、
「ぜひ、やってください」と湯谷議員。
しかし、その問答虚しく、
もう1人の議員以外、みな起立して承認。


15億円という予算が、
なぜ23億円にふくれあがったのか。


それは「度重なる懇話会で、2階の設置やそれに伴うエレベーター、雨水利用システム、蓮田市南小の生徒数にあわせた600という座席数の確保、その他諸々の要望によるものだ」という、市議さんの会話が聞こえてきました。
なるほど、そうですか。。
それを押しとどめる人は、どなたもいなかった。
その役目を果たす人は、いなかった。




さぁ、「一日も早く完成すべき社会資本」にむけて、
余計な声は聞いてながし、建設へ進みましょう。





社会資本?



「未来の蓮田をよくしたい。考えたい。」
という意思の集まりはどこに行ったの?
あそこで集まっていた方々はどこへ消えたの?
負けたの? あきらめたの?

私より、大人でしょう?
ここ蓮田に文句を言いながら、住み続けるの?

それじゃ、変わんないよ!



未来の蓮田を作る子ども達を集めようよ!
一緒に勉強しようよ!
市議会を、蓮田市を変えるのは、お母さん、お父さん、
おじいさん、おばあさん、お兄さん、お姉さん、貴方達だよ。

教えてよ。
賢く生きる、その方法を。