昨年3〜5月の放射性プルームの通り道を確認する:US DOE/NNSA 大気中の放射性物質の測定 | 働くママ(SOHO編)

昨年3〜5月の放射性プルームの通り道を確認する:US DOE/NNSA 大気中の放射性物質の測定

おしどりマコ氏「日本の法律ではプルトニウムを抽出して測定するが、抽出した時点でテロリストになる」|まっちゃんのブログ

上記ブログで紹介された「"おしどりマコ・ケン"さんのお話 in 東村山」の動画で知りました。



35:10頃から、おしどりマコさんが説明されています。

US DOE/NNSA 大気中の放射性物質の測定 について
DOE (Department of Energy)アメリカのエネルギー省
NNSA(National Nuclear Security Administration=国家核安全保障局)

DOE/NNSA調査の大気分析結果をある協力者の元に
マップに落とし込まれたものが下記になります。

US DOE/NNSA 大気中の放射性物質の測定

一度全てのチェックをはずし、例えば、放射性ヨウ素(I-131、I-132)でアニメーション表示してみてください。プルームの通り道を感覚的に把握できます。

生データについては、「おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」第11回‐マガジン9」に書かれていましたので、一部を転載します。

①安定ヨウ素剤の配布。
 やっとお日にちを出して頂きました。飯舘村に届けたのは3月16日(私が調べた日にちと微妙に違いますが、ヨウ素剤配布を認めて頂けたからまぁいいや)。
 3月15日の晩に、福島第一原発から北西方向に放射性プルームが流れたのですが、ヨウ素剤の投与の判断基準となる、ヨウ素のダストモニタリングが始められたのは3月20日なのです。ヨウ素剤を16日に届けた根拠となるデータは何? とお聞きしてるのですが、法律上の根拠ばかりおっしゃいます。 
 そうではなく、空間線量かダストモニタリングのデータを教えてください、としつこくお聞きしてましたら(まっさか、イメージで出すわけないものね!)、びっくり発言がありました。

 福島氏(被災者生活支援チームの医療班長)「初期は空間線量のデータが少なく(うんうん知ってる知ってる)、ですのでDOEなどや文科省のデータなど、できるだけのデータを参考にし…」

 DOE!? DOEっておっしゃいましたね!? DOEとはDepartment of Energy、アメリカのエネルギー省のことなのです。
 そしてその日の会見中にUSエネルギー省のサイトの福島原発事故の調査のページを見つけ、熟読。
 そうしたら、3月15日に33名、NNSA(National Nuclear Security Administration=国家核安全保障局)のメンバーが来日して、もともと日本にいた6名のDOEメンバーと合流して、3月15日~22日までに40時間の航空モニタリングと1000箇所以上の地上モニタリングをしたんだってさ!
 初期のデータが無い無いっておっしゃってたのに、あるじゃん、ここに!
 ご丁寧に「人々の健康や安全に関係する重要な情報をシェアする」という大統領のコミットメント(約束)まで載ってますぜ。そしてフランスのIRSNとかはこのデータをもとに解析をしてたそうです。
 そういえば、ときどき、米軍の航空モニタリングのマップが1枚ぺラッと公表されてたけど、こんなに詳細なデータがあったのね…。航空モニタリングの他に、アセスとサーベイと、そして monitor and sample areas for radiation。こ、こ、これは、英語の論文ではよく、空間線量とダストモニタリングを指してるよね…
 というわけで、これを公開してくださいませよ☆ とお願い中です。




不安を招く要因や情報は隠され続ける。
東電のホールボディカウンターは、飯館村の初期被曝をした方々に対し使用を拒否されました。子ども達でさえも。半減期が短く直後の検査が重要でした。その後、行政による検査は環境放射能が高かったために失敗という報告が、内部被曝はなかったという結論にかわり、現在の甲状腺検査も不安要素をなくすという名目で詳細な検査結果を容易に知らされない状況です。

誰も信じるな。
自分が責任を持って己を守れ。

そんなおしどりマコさんのメッセージが動画中にありました。
ぜひ、動画を最初からご覧になってください。

関心の半径を広く、日本をも超えないと真実が得られない。
日常に重点を置いただけでは、あまりに刹那的すぎる場合があります。
もちろん日々の生活は大事。
けれど、見過ごされることも多いのです。
現在、過去、未来。
それらを視通す「目」と判断し「行動する」力を持つのが本来の人間。