『桜の花 散るを見て』 | 明日は こっちだ!

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『桜の花 散るを見て』 ハレンケンチ


桜の花は白
白の散るは 死の予感
生きることの儚さ
死を想えば
この刹那
血 巡る身体に
赤い唇
生まれた命は時を運ぶのか

桜の花は白
白の散るは 詩の一瞬
生きることの哀しみ
詩を突き詰め
魂へ近づく
夢 深く潜る
闇の中
瞬く光は時を刻むのか

桜の花は白
白の散るは 空に滲み
生きることの蒼さ
夜を昇れば
月に戯れ
星 軌道を描く
朝の足音
時を超えて孤独を知った