社労士試験、合格しました! | 風の吹くまま気の向くまま

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 社会保険労務士の合格発表が8日にあり、なんとか合格できました。よかった、よかった。


 発表された合格基準は、択一式(70点満点)が総得点46点以上かつ各科目4点以上、選択式(40点満点)が総得点21点以上かつ各科目3点以上(ただし、社会保険一般常識は1点以上、労災保険、雇用保険、健康保険は各2点以上)となっていて、私は択一式が50点、選択式が30点でした。


 総得点だけみると、余裕のある合格のようですが、実は一部の科目では点数が伸びず、冷や汗ものでした。


 詳しく言いますと、択一式では健康保険が10点中4点。もしもう1問間違えていたならば、総得点で合格基準をクリアしていても不合格となっていたのです。


 また、選択式でも健康保険と社会保険一般常識で苦戦。5点中2点しか獲得できませんでした。通常は3点で合格なのですが、難易度の高さから基準点を下げる救済措置があったおかげで合格できました。


 このうち社会保険一般常識は異例の1点救済だったため、結果的に余裕が生じましたが、健保は基準点ギリギリ。択一式も選択式も健保が鬼門となった格好です。


 それにしても今年の試験は選択式で難問ぞろいでした。おそらく択一式で50点以上の高得点をマークしたにもかかわらず、労災や健保で不合格となった受験者が相当数いたと思われます。実際、合格率も過去最低の5%台にまで落ち込みました。


 一部では、2科目ないしは3科目で1点救済があるのでは、とみられていましたが、国家試験で5点中1点で合格という事態は1科目にとどめたい、という思いが主催者側にあったのでしょう。


 さほど難しくなかった雇用保険で2点救済となったのは、1点救済を1科目にするのと引き換えに2点救済科目を増やすことで、合格者数を調整しようとしたと思われます。


 それにしても労災や健保で涙を飲んだ方々はお気の毒です。国家試験では、今回のような難問奇問は避け、まじめに勉強してきた人は確実に科目別基準点をクリアでき、そのうえで得点の上積みを図って総得点で勝負する、という形にしていただきたいと思います。