こんばんは。原田綾子です。
昨日の記事、
反抗的な子はいない。反抗を引き出す「私ーあなた」の関係性がある。
の続きです。
では、どうしたらよいか
についての続き。
その子が反抗ばかりするとしたら
その子の反抗を引き出さないために
自分にできることは何かを考える。
どんなふうにその子に言葉をかけ
どう接していったらよいかを考える。
そして
その子の行動の
「目的」を知ろうとする態度が必要なのです。
講演会などでお話するとき
子どもはゴムボール、
と、よく例えるのですが
子どもに指示、命令をし
理想の子ども像を押しつけ
強圧的に関わると
子どもが小さいうちは、もしかしたら
親の言うことを聞くかも知れません。
なにかが出来たら賞を与えて
（ごほうび、ほめ言葉）
出来なかったら罰を与える
上下関係の親子関係で
賞罰を使って子どもを支配していると
子どもはだんだんと気づいてきます。
なんかおかしいぞ・・・と。
思春期に近づき
自立に向けてぐんぐん成長し始める頃に
今まで押さえつけられていたものが弾けたように
親に反抗をしたり、言葉の暴力、
実際に暴力を振るう子どももいます。
今までゴムボールに
上からグイグイ押さえつけられていた圧力が
思春期になると跳ね返すイメージです。
反動が来るのです。
自分がこれから大人になるに向けて
自立の練習をしていくのに
このままじゃ、親の言うなりに
支配されてしまうと感じると
「それは違う！！」と親にメッセージを送るのです。
そんなとき
子どもの反抗を直させようとか
ちゃんとさせようとか
そんなふうに考えていると
子どもの反抗はおさまりません。
そういう子ども達は
勇気をくじかれた子どもたちです。
ちゃんとしつけなければと
子どもを罰すると、
子どもはますます勇気をくじかれ
親に対して更に反発心を持ち
関係はもっとねじれていってしまいます。
子どもが悪いと子どもを罰している限り
うまくいかないのですね。
だからといって反抗させてしまう
親が悪い、ということではなく・・・
よい、悪い、ではなく
不便か、便利かで考えると
子どもが反抗して親が怒っているのでは
よい親子関係が築けず、不便ですよね。
それを○、×とジャッジして
自分を責めるのではなく
今ここからできることを
未来に向けて
やっていけばいいのだと思うのです。
わたしの講座には
中高生のお子さんのいらっしゃるお母さまも
３～４割ほどいらっしゃいますが
反抗期真ただ中なのお子さまをお持ちのお母さんが
「子どもが小さな頃にアドラーに出逢いたかった」
とおっしゃる方も多いのです。
が、
そんなときわたしは
「今出逢えてよかったですね」
と言います＾＾
そして
今までの自分を責める必要は全くないこと、
アドラー心理学の勇気づけを
知らなかっただけなのだから
知った今、やっていけばいいだけだと・・・。
だから、子どもの困った行動は
私のせい・・・ダメな母だなんて思わなくていいのです。
完璧な人がいないように
完璧な親も存在しません。
親も時に迷いながら
子どもと一緒に成長していくものだと
そう思うのです。
それでいいのではないか、と＾＾
次は
思春期の子育てで大切なことを
書いていきます。
そのヒントは
今、わたしが子どもたちと見ている
ある学園ドラマの中にあるのです＾＾
（あ、スクー○ウォーズではないよ。笑）
いいな～この先生！
そう！そうなのよ！
これが教育で大事なのよ！
と、
子どもたちも大好きで
たのしく一緒に
DVDを何度も見ています。
さて、そのドラマは何でしょう？
正解は（明日の）WEBで！！笑
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原田綾子
埼玉県富士見市 ふじみ野駅徒歩１分（池袋駅から急行２５分）
昼間は母親向けセミナー、夜は小学生の塾をしています
