小学校教員時代、
「みんな自分の心に、たくさんの花の種をもっているんだよ」
と、子どもたちに話していました。
自分だけの色、形、花開く時期・・・人と比べなくていいよ。
自分だけの花を大切に育てていこうね、と・・・。
子どもたちの真剣な表情と吸い込まれそうな瞳に
胸がきゅんとしたことを、ついこの間のことのように憶えています。
子どもの胸の中にある「花の種」(可能性の種)を育てるために
いちばん必要なのは「勇気づけ」だと思います。
花が絶えず水を必要とするように
子どもたちに「勇気づけ」が必要なのです。
その「勇気づけ」が水であり、光であり、栄養であり・・・。
種の中には既に必要な物すべてが準備されています。
それはまるで真ん丸お月様のように、完璧に。
だから、私たちは子どもたちの力を信じて、
ただただ水と光と栄養(勇気)を与えればいいのです。
やがて、それは確実に子どもに伝わり
その子だけの魅力的な花を咲かせることでしょう。
誰もが持っている大きな可能性。
愛と勇気を伝えたい。
愛するきみへ。心をこめて。
(文 原田綾子 イラスト もとさとよしこ)
~子どもは宝物。子どもを育てているママも宝物~
勇気づけの子育て・自分育て(株)HeartySmile