こんにちは、竹内です。


今日の八ヶ岳は雪です。


と言っても朝方チラチラと
降った程度ですが……。


私たちがこちら来て、初めての雪。


嬉しいような、そうでもないような……。


だって、本格的な冬が来るのかと思うと……。


こちらの冬は半端なく寒いそうですから(笑)



■変わろうとすると変わらない


今日のテーマは、「変わらなきゃ、変えなきゃと思う人ほどなぜ変わらないのか」です。


こんな自分を変えたい!
こんな人生はもう嫌!


実は、そう思う人ほど、
思うように変われないことが
多いようです。


皆さん、それはそれは大変な決心のもとに
カウンセリングを受けに来られるのですが、
なかなか本人が思うような変化は現れません。


そして、やる気を失くし、
カウンセリングを途中で
止めてしまわれる。


セッションをしていて、
そういう人が多いということに
気づきました。


皆さん、真剣だし、真面目です。


私だって、力になれるものならなりたい。


誰も間違っているように見えません。


それなのに、なぜか変わらない。


ではなぜ、思うように変われないのでしょうか。



■なぜ変わりたいの?


変わろうとする意志自体は、
間違っていません。


だって、今の状態は決してうまくいっていないのですから。


ただ、変わりたいのに変われない、というときは、
動機に問題があるのです。



「なぜ変わりたいの?」

「何のために変わりたいの?」

「誰のために変わりたいの?」



実は、変わらなければならない、
変えなきゃダメだ、という気持ちの奥には、
大抵、自分を否定する気持ちがあります。


「今の自分ではダメ」


という気持ちが隠れています。



■親からの刷り込み


多くの場合、自分を否定する気持ちは、
親との関係の中で作られます。


親が自分を認めてくれなかった、
逆に否定ばかりされた、という方は、
潜在意識の深い部分まで、


「自分はダメな人間だ」


と刷り込まれています。


ダメな自分を認めてもらいたいから、
頑張って、親に認めてもらえるような
立派な人間に変わらなければいけない


実はそれが、変わりたいという
動機になっているのです。



■なぜ変わろうとする試みは失敗するのか


親に認められるためという動機だと、
必ずと言っていいほど挫けます。


なぜなら、そもそもの動機が、
自分のためではないからです。


親に認めてもらうために、
という、自分の思いのためではなく、
人の思いを優先したものは、
やる気が、相手の反応次第で変わります。


喜んでくれているときは、行動が続きますが、
喜ばれなくなると、途端にやる気が失くなります。


ましてや、自分のことをなかなか認めない親に対して、
自分のことを認めさせようというのは、
とても難しいこと。


……というより
不可能に近いことです。


だから、ほぼ100%失敗するのです。



■本当のfeel,do,beを知る


無意識で、親に認めてもらうために生きてきた人は、
自分の気持ちをないがしろにする
癖があります。


自分は本当はどうしたいのか、
どうなりたいのかがわかっていません。


いえ、わかってはいるのですが、
それが微妙にズレてしまっています。


気持ちのどこかに、
「それをしたら、人が認めてくれるかも」
「人からスゲーって言われるかも」

というシタゴコロがあるなら、それは本当の自分の
思いではないかもしれません。


人の思いに敏感な人は、
まず、自分の気持ちを取り戻す
必要があります。


今、自分は何を感じているのか(feel)

今、自分は何がしたいのか(do)

今、どんな気持ちになりたいのか(be)



そうやって、自分に質問を投げかけて、
今ここにある、自分の感覚に
敏感になることが大切です。


自分の感覚が麻痺していると、
自分がワクワクすること、
心踊るような感覚が鈍くなってしまいます。


だから、まず自分の感覚を
取り戻すことが必要です。


そして、自分の感覚を取り戻してさらに、


何をしている時が楽しいのか

何が好きか、あるいは嫌いか

何をしているときに夢中になるのか

何に心がときめくのか

何にワクワクするのか


に意識を向けていくと、
変わろうとしなくても、
自ずと変わっていくという
体験をするようになっていきます。


そう、人は毎瞬毎瞬、常に変わっていくのが自然な状態だからです。


どこかで、変わらなきゃと自分を無理強いすること自体、不自然なことなのです。



今日も最後までお読み下さりありがとうございます。

愛と感謝と光を込めて