人が悩んでいるのを見て、

「どうしてこんなことで悩んでいるのだろう」

と思ったことはありませんか?



当の本人は至って真剣なので、

あえてそうは言わないかもしれませんが、

心のどこかでそう思ったことは

あるのではないでしょうか。



私たちは、悩みの渦中にいるとき、

あたかもそれがとても重要で

世界が揺るがすような

大事件のように感じてしまいます。



しかし、ほとんどの悩みは、

放っておいても解決したり、

時間が経てば、

どうでもよくなってしまうものです。



例えば、10年前、何に悩んでいたのかを

覚えているでしょうか。



思い出せないか、思い出したとしても、

今となっては、どうでもいい悩みだったのでは

ないでしょうか。





私は、すべての悩みの正体は、

執着であると考えています。



何かにこだわるから、

悩みが生まれる。



「こうでなければいけない」

「こうであるべきだ」

と思うから深刻になる。



自分の作ったルールや、

社会通念に縛られるほど、

悩みは増えていきます。



「これは私のこだわりです」

「私のポリシーだから譲れません」

と言えば、聞こえはいいですが、

それもまた、執着です。



こだわりは、喜びも与えてくれますが、

そのこだわりが崩れたときには、

苦しみに変わります。





執着を手放すほど、

心が楽に、自由になります。



自分を許し、他人を許すほど、

楽になります。



いい悪いは別として、

「ま、いっか」

と思える人は、深く悩みません。



ある意味、忘れっぽい人のほうが、

幸せです。



執着する前に、忘れてしまうのですから。





執着を手放すと、

全ては風のように流れていきます。



思い通りにいかなくてもいい。



むしろそれが自然なこと。



そう思えてきます。



今の状況をただ受け入れ、

そして、楽しむことができます。



今を生きるエネルギーが生まれてきます。





そのこだわりは、

本当に必要なのでしょうか?






今日も最後までお読み下さりありがとうございます。


愛と感謝と光を込めて