■自分は自分。だけど・・・


  家を建てる時、他の人の動向が気になります。

  業者選び、住宅ローン選び、求める性能・・・。

  マネをするつもりはないけれど、参考にしたいですよね。


  そんな時に参考になるのが、昨日ブログ投稿した

  国土交通省の調査です。

  今回は、お金に関する調査結果を見てみましょう。



  ■「世帯年収」と「自己資金比率」


  まず気になるのは「世帯年収」ですよね。

  民間賃貸住宅は、平均434万円。

  他の居住形態と比べて、一番低い金額です。

  単身世帯が多いことも関係しているのでしょう。


  次に気になるのが「自己資金比率」でしょうか。

  注文住宅を建てる方の平均は38.5%!

  3,000万円の予算に対して1,155万円の自己資金です。

  年収から計算すると、早い段階からの貯蓄の必要性を痛感します。



  ■住宅ローン減税


  昨年度、住宅ローンを利用した人は、注文住宅が69.1%、

  分譲住宅が61.9%、中古住宅は60.6%となっています。

  そのうち、約90%の方が住宅ローン減税を利用しています。


  中古住宅を購入する場合、築後年数や耐震基準が原因で

  住宅ローン減税の対象外になることがあります。

  複数の物件で迷っている時は、減税対象かチェックするといいですね。
  


  ■「年間支払額」と「返済負担率」


  年間支払額の平均は、注文住宅が114万円、

  分譲住宅が143万円、中古住宅が100万円です。

  地域や年収によって、金額の捉え方は違うでしょう。


  そんな「年間支払額」より参考にしてほしいのが「返済負担率」です。

  注文住宅が26.0%、分譲住宅が25.3%、

  中古住宅が17.9%となっています。

  『返済負担率は、収入の30%以内に抑えるべし

  という原則を、覚えておいてくださいね。



  ■融資の申し込み


  住宅ローンを希望しても、融資不可能な世帯は1%ほど存在します。

  また、融資可能でも、希望より減額される世帯もあります。

  金融機関によって融資条件は異なりますが、

  「一度は融資を断られた」

  という経験を持つ人は、約20%もいるんです。


  そうならないために、クレジットカードは

  最低限の枚数に絞り込みましょう。

  そして、車のローンを含め、できるだけローンを
  
  組まないようにしましょう。


  それから、ローンの滞納は大きなマイナスポイントです。

  普段から、信用の積み重ねが大切なんですね。



  ■他の調査もぜひ


  今回は、お金に関する調査結果だけお伝えしました。

  でも、他にも気になる調査がいっぱいです。

  他の人の考え方を知って、より良い家づくりの参考にしてくださいね。
もっと読んでみる→ 「住宅市場動向調査」
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