まずはみなさん、
想像してみてください。
「年収1億円」の生活を
ちなみに生活スタイルはこんな感じです。
夫 35歳
妻 30歳
娘 1歳
家賃100万円ほどする高級高層賃貸マンションに住み、2000万円以上する高級外車に乗り、車は2台。夫は、30万円以上のイタリア製スーツを着て、10万円以上の高級な靴を履き、500万円以上もする高級腕時計を身に付け、妻は比較的に質素には暮らしているものの、食事はミシュランに掲載されている高級店に週に数度は通い…etc
そんな順風満帆のセレブのような生活をしていた夫婦に……陰りが見え始めて
突然夫が!
仕事に行けなくなるほど
普段の生活に支障をきたすほど
自分をごまかしていることに本気で悩み、
ついには毎日のように体にサイン(蕁麻疹)が出始め
しかし、社員のために自分の体を顧みず、頑張りに頑張り続けた結果、最後にはボロボロの精神状態にまで陥り
「もう自分をごまかすことはできない」
「もう自分にウソを付くことはできない」
「もうこの仕事はできない」
「お金があっても私は幸せではない」
「自分は違う生き方をしていきたい」
と、オーナーに雇われてはいるものの会社のトップという地位とお金を投げ捨て
ある時を境に
「年収0円」
になってしまう夫婦がいたとしたら…
家賃は東京で10万円台に移り住み、車は会社に返却し、貯金ももらっていた額ほどは持ち合わせていない、高級なモノは全て売却し、プライドも何もないところまでいってしまったとしたら…
人はあったものがなくなっていくと、途端に恐怖を感じるものです。
想像するだけでも恐ろしい…
何を隠そうこの話は
私たち夫婦が数年前に起きたリアルな出来事です。
辞任の背景には会社の経営悪化という意味も含まれており、辞任した年の収入は数千万円と1億円ほど多くはありませんでしたが、果たして、この夫婦の先にはどんなことが待ち受けていると思うでしょうか。
みなさんが想像するに
この夫婦はどのような道を辿っていくでしょうか。
夫は、もう自分にウソを付きたくないと、割り切った仕事はもう二度とできないと宣言しています。100の自信の商品しか扱いたくないと言っております。労働収入の道しかないと選択肢が狭まっている人間に、果たしてよい仕事はすぐに見つかることができるのでしょうか。
妻は、それでなくとも1歳になる娘の子育てでいっぱいいっぱいの状況です。そんな中、さらに急激な環境の変化に耐えうることはできるのでしょうか。
どのように考えたとしても
辛い試練の道が待っていることは
火を見るよりも明らかです。
…………
…………
…………
…………
しかししか~し、
なんとなんと!
みなさんの想像を裏切り、
私たち夫婦はお互いに愛する力で
その後もずっとハッピーに過ごしました♪♪♪
めでたし
めでたし(^^
……なわけあるかい!笑
……冗談です。謝ります。
私たちは、ここからさらに絶望への道を進むことになります。
その後につながる夢や希望が見えるようになるまで私、どうやらもうちょっと落ちる必要があったみたいです(^^)
新生活も初めのうちは、協力してうまくいっているように表面だけは見えていました。
しかしながら、
大きめの家具も全て二束三文で売り払ってはいたものの(ちなみに200万円のソファは8万円、100万円の食器棚は5万円でした。あれは悲しかったし寂しかった。。笑)
それでも広い3LDKから、無理やり2DKに引っ越してきたために部屋の中は荷物でパンパンで、その部屋と同じように頭の中もいっぱいいっぱいになり、
妻は徐々に心の余裕もなくなっていきました。
夫は自分の責任だと深く傷つき、
その贖罪のつもりもあったのか、とても好きだったステレオ機材や洋服、その他ほぼ全てのものを投げやりに処分してお金を作り、
やりたいことも見つからず、ただ焦りだけが募っていく。
そして、最初の1か月で夫婦仲も急速に冷めていきました。
夫は全てを自分の責任だと感じ、人生で一番最悪な非常に危険なうつ状態にあったと言えます。
誰にどんな勇気付けの言葉をいただいても、自分自身で勝手にマイナスな意味付けをしてしまうのです。
毎日、夫婦の言い争いも絶えませんでした。
そして、いつしか夫は死ぬことばかり考え始めました。
もう私は以前のような収入になるのは無理なんじゃないか、そもそもやりたいと思うような仕事が見つかるのだろうか、
だったらいっそのこと、私にかかっている生命保険金を……
その方が嫁と子供のためなのではないだろうか…
そんな保険金の良くない使い方まで考え、そして実際に実行しようとした瞬間もあったのです。
如何でしょうか。
これが約2年前に実際に
私たち夫婦にあった出来事です(^^)
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今でこそ、私たち夫婦は
「素晴らしい夫婦ですね」
「愛が溢れているお似合いの夫婦ですね」
「理想の夫婦像です」「憧れます」
「私もそんなパートナーを見つけます」など
皆さんから素敵な心地の良いお言葉をいただき、本当に有り難いなぁと思っておりますが……実際に数年前までは上記の通りの状態だったのです。
上に書いた数年前の夫婦の会話には「離婚よ!」「こっちだって離婚だよ!」なんて、離婚するしないの言い争いを何度も、それこそ毎日のようにしていました。
しかも、私たちはお互いに「離婚歴」があります。
世間的に言うといわゆる「バツイチ同士の夫婦」です。
お互い感情的になって、言葉でたくさん相手を傷つけた後は、「私たち……結婚に向いてないね…」なんて、ふたりで落ち込んでいたときもありました。
今から出会う人たちは信じられないかもしれませんが、実際に私たちふたりにはそんな時期もあったのです(^^)
私たち夫婦は、決して初めから順風満帆な夫婦ではありませんでした。
私たちは皆さんから素敵な夫婦と言っていただける現在に至るまで、エレベーターで知らず知らずのうちにスゥ~っとやって来たわけではありません。
お互い苦しみながら、もがきながら、自分自身と向き合い相手と向き合い、階段をひとつひとつ手作業で積み上げていくように、自分自身を創り相手との関係を創ってまいりました。
相手に感情をぶつけ
自分自身の問題とぶつかり
自分自身を見つめ直し
自分自身を受け入れ
自分自身を認めて
自分自身を許し
そして、
自分を見つけてきました。
さよちゃん曰く「ここまで来るのに涙を何リットル必要だったか分からない」と言っています。私はその姿を横でずっと見てきました。そんなさよちゃんに私は「感謝」と「尊敬」の念しかありません。
逆を言うのなら、ここ数年の私の変化もさよちゃんは見ています。
だからこそ、いま私たちはこう感じています。
決して平坦で楽な道ではなかったからこそ、悲しみや苦悩や絶望のあった人生だったからこそ、伝えられる言葉があります。
そしてその言葉で勇気付けられる人が事実、たくさんいらっしゃいました。
こんな私たちだからこそ、伝えられる愛があるのです。
みんな、本当はスペシャルな存在です。みんな、ありのままで素晴らしいのです。人はひとりひとり、かけがえのない価値があるのです。
もちろん、経済力はこの世の中において必要不可欠ではあります。今の私の収入は、まだまだ以前の収入にほど遠いところにいます。
しかしながら、
私たち夫婦と娘、そして周りの家族は以前と比べて、
今は驚くほど幸せに満ち溢れています♪
それは様々なことを身を持って経験してきたからに他なりません(^^)
実は、本当の豊かさにお金は関係なかったのです。
真の豊かさ、真の富とは、あなたが所有するお金や財産を全て失ったときに、残されているもののことを言います。
お金を失ったときに残るもの、それはいったい何でしょうか。相手との信頼関係、自身の考え方、感情…etc
つまるところ、
真の豊かさとは頭の中にしかないのかも知れません。
それでは、続きはまた近いうちに~(^^)
最後まで長文に付き合っていただき、ありがとうございます。
そして、これからも私たち夫婦をよろしくお願いします♪
このブログも読んだら、
たかぴーのこと分かります 笑
↓
少し感動する話。おひまな時にでも。