野菜ジュースの実態 | 厳選美女図鑑

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市販のペットボトルや紙パックに入っている野菜ジュースですが、これは飲まないよりマシなものの、頼ってはいけないようです。

まずパッケージによく表記されている「濃縮還元」。
この意味は、殺菌のために野菜をいったん熱処理して濃縮したものに、水分を加えてジュースの状態に還元したということです。
さらに砂糖や調味料、保存料が加えられたものもあり、これでは逆に不健康です。

野菜を加熱したということは、熱に弱いビタミンCはほとんど期待できません。 それに飲んでわかると思いますが、野菜の絞りカス、つまり食物繊維はほとんど除かれています。
つまり『1本で1日分の野菜』というのは、「1日分の野菜摂取量にあたる野菜を使用した」程の意味であり、家庭でそのまま食べたり、実際に野菜から絞ったりしたものの代わりにはなりません。

結局、野菜に含まれているビタミンやミネラルを加熱殺菌によって壊した後、水分や添加物を加えたものが、市販されている濃縮還元の野菜味ジュースです。野菜から作ったので含まれてはいますが、栄養はそのままではないのです。
また「ストレートタイプ」という文字が入ったジュースは加熱処理こそされていませんが、それだけに保存や腐敗が心配です。

なお厚生労働省が発表している1日の野菜摂取量の目安は、
○緑黄色野菜(ほうれん草・にんじん・にら・ピーマン・トマト・かぼちゃ・アスパラガス・ブロッコリーなど)120g
○その他の野菜(キャベツ・大根・きゅうりなどの淡色野菜、きのこ、海藻)230g
の合計350g。生の状態だと両手に山盛り1杯分ぐらい、かなりの量です。

暑いからといって横着して、毎日そうめんだけを食べて暮らし、野菜不足はジュースで補えばいいなどと思っていると、体調を崩して夏バテを加速することになりかねません。