7月13日(月)パナマ運河通過
2週間ぶりに懐かしの船にもどった。
「お帰りなさーい」とちょうど船から降りてくる人と私達が舷門で挨拶を交わした。
変なもので船が我が家のように安心する場に感じるのだから・・・わずか2週間がとても長く感じられ、また懐かしい仲間達に会えて嬉しくて抱き合ったりした。
私の帰りを待っていてくれた人もいてありがたい。

留守の間部屋を自由に使うように鍵を貸してあげていた人がいて、またちょうど誕生日で、お祝いすることができて喜んでいた。居酒屋波へいで留守の間の話を聞いたり、ガラパゴスの話をしたりして盛り上がった。そこへ藤原さんが来られ、すっかり顔なじみになった私は彼女らを紹介し、そのままスイートルームの藤原さんの部屋で夜中までお話をした。
彼女らは私を「姉さん」と呼ぶようになり、私に会うと元気になるし、やっぱりついていると喜んでいる・・・・。

私は特別には意識していないけれど、何でも良い風に取れるようになった彼女らはひとつぬけた感じだ。
フェローママのはなまる日記さていよいよパナマ運河。パナマ運河まもなく通過の放送が入り、飛び起きて急いでデッキに上がった。
暑い。異常に蒸暑い。
すでにデッキはいっぱい。前のいい場所はすでに何十にも人が重なり、一番前に陣取っている大阪の安部さんを見つけ、カメラを渡して撮ってもらうようにちゃっかりお願いした。

それから昼食に藤原さんに会い、良かったら部屋のデッキから良く見えるから来ていいよ言うことになり、またまたラッキー。仲間内に知らせてお邪魔させてもらった。
一番上の階の一番前だから特等室なのだ。
暑い日差しを浴びることなく、運河を見ることができて本当にありがたかった。ありがとうございます。
フェローママのはなまる日記
パナマ運河は大西洋と太平洋を結ぶところで、閘門(こうもん)が3箇所ある。
スエズ運河のようには行かない。これは間には山とガトゥン湖という大きな湖があり、それをうまく使って作られている。船が入ったら前後を硬そうな門で閉じて、水をたくさんため、大西洋側からは3段上がっていく形で、水をいっぱいためて、次の海面と同じ高さになったら門が開き前に進む。
しばらくして次の門は門で閉じたら、水を抜いて1段下がる。そしてしばらく進み、今度は2段下がる。そして太平洋側に出る。船の中から見ていると、閉じられている門の向こう側の水面が低いようには見えなくて近くまできて、水を抜いて低くなるのが良くわかった。フェローママのはなまる日記
抜いた水はどこへ・・・?と思うでしょ?抜ける水がたまるように、空っぽのプールのように開く門と次の海の門の間にあり、そこへ水が移動してちょうど良い高さになるというしくみだ。
この説明でわかってもらえるかしら・・・(笑)。
うまいことなっている。
2列であるため、隣の船を見たほうがわかりやすかった。「水がいっぱいになっていく~」「水が抜けていく~」と見ていた。隣の船はかなり大きく上から見ていると、10cmもあいていないように見える。

本当にすごいものを作る。パナマの収入はこの通行料だけで年間2800億ドルあるそうだ。
重量によって料金が違うらしい。この船の通行料はいくらなのか・・・・?

次はコスタリカ!