インド音楽の夕べ。 | 立上舞のHappy music life with violin♪

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東京藝術大学、ベルリン芸大大学院卒業のヴァイオリニスト、立上舞のブログです☆
現在は、ウィーンとロンドンを拠点に欧州、北米、日本で活躍中。
小さな幸せや、感謝の気持ちを綴っていきたいです!

少し久しぶりのブログとなってしまいましたが、私は元気に毎日を過ごしております。

週末はオペラを弾く事が多い為、月曜日はお休みとなる事が多いボンのオーケストラ。

その貴重なオフを使って、ウィーンやベルリンへレッスンに伺っておりました♪


その時のお食事のお話も書かせていただきたかったのですが…

今日は先日のインド音楽の演奏会について書かせていただきたいと思います。


インド音楽とは、まさに名前の通り、古典のインド音楽、ラビ・シャンカール氏が作曲したシタールとオーケストラの為のコンチェルトや、ボリウッドのメドレー、インド音楽のリズムに触発されて作曲された作品(作曲家御本人もいらしてくださいました。)などを演奏する夕べ。

ベートーヴェンオーケストラが、インド色に染まった一夜でした太陽


ちなみに、インド音楽を演奏する事は実は初めてではなかった私。

何と、2008年の夏、まだ藝大に在籍していた頃に藝大とインド音楽のプロジェクトに参加させていただいた事があったのです。

その際には、弦楽四重奏とメゾソプラノ、タブラーという楽器の編成で

ナレシ・ソハル Naresh Sohal作曲

≪ギーターンジャリより三つの歌≫ Three Songs from Gitanjali
を演奏させていただきました。

まさにその演奏会も6月だった事もあり、とても懐かしく思い出されます。


実はその際、後半にはラヴィ・シャンカール氏のお嬢様であるシタール奏者のアヌーシュカ・シャンカール氏が出演なさっていました。

ゲネプロの際にしか交流する機会はなかったのですが、その時にほんの少し言葉を交わした事があった彼女。

何と今回のシタール協奏曲のソリストとしていらっしゃっていました!

思わぬ偶然に驚きですきらきら



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こちらは、初日のリハーサルの後に楽器に興味深々で集まっているオーケストラのメンバー達。

偶然、女性ばかりのお写真となりました!

この後、アヌーシュカと少し話す事が出来、藝大のお話で盛り上がったり…♪

藝大での演奏会の事を覚えていてくださって、とても嬉しかったですハート1



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そして、演奏会当日の様子はこちら♪

前半は燕尾服で指揮をなさっていた指揮者のブルニエ氏ですが、後半のシタール協奏曲の際はサリー(?)を着て登場なさいました。


今回の演奏会には、司会者の方もいらっしゃったのですが、その際の短いインタビューで

「以前インドに行った時、ボリウッドのスターと間違えられた事があるんだ。どうやら顔もかなり似ているらしいし、この立派なお腹の膨らみが、まさにそのスターとそっくりだったらしいんだよ!」

と話して、お客様の笑いを誘っていたブルニエ氏。

緑色の衣装が、とてもよくお似合いでした。


アヌーシュカがアンコールで演奏してくださった曲は、彼女自身が作曲した「雨」を意味する題名の作品。

シタール協奏曲にも出てきた独特のリズムと調性で、普段なかなか触れる事のない世界に足を踏み入れた様な気持ちになりました。


オーケストラの皆だけでなく、会場も大盛り上がり。

インドの伝統的な衣装を身にまとった方も沢山いらっしゃり、とても華やかな客席だったのですが、更にアヌーシュカが登場するだけで、まるでロックスターが登場したかの様な大騒ぎ。

本当に国民的大スターの方なのですねテヘッ

御本人も、とても気さくで笑顔の素敵な方でした。


インド音楽を弾いて、インドカレーを食べたい気分となった団員さんも多かった様で、この週は沢山の方がボンのインド料理レストランへ行かれたとか…♪

私は、インド料理の代わり(?)にチベット料理を初体験したのでした。


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中華を少し優しい味わいにした様なイメージのチベット料理。

辛い物をあったのですが、辛い物が苦手な私は、辛くない物を探して手打ち麺のうどんの様な物を注文してみた所、長方形の様な形の麺が沢山入っている野菜とお肉の麺が運ばれてきました。

野菜とお肉の出汁がまろやかで、とても美味しかったです!

また次回、別のメニューも試してみたいな…♪


と、最後は食べ物で締めくくる6月末のブログでした。



Mai*^-^*T